【備  忘  録】


近 代 科 学 生物学 言 語 宗 教     大王 イスラム index1
歴 史 世界史 東 亜 日本史 政 治 ベンヤミン とんでも HOME

地は私たちのところで閉じようとしており、最後の通路の中、私たちを先へ先へと追い立てる。マフムード・ダルウィーシュ(パレスチナ)
きみは撃鉄を引く / ぼくは言葉の中で死ぬ  田村隆一
間道に酒を飲み、街道にビスケットを齧り、場所と形とを発見しようとさまよい歩いた。

建てられた塔ほど死者たちは偉大ではない / ぼくは死にたくないからそれがわかる 安東次男
いかなる命題も自分自身について何かを言明することは出来ない。

【未整理】

西洋の拡大

原因から意味へ、説明から理解へ

イスラエル国家:ヨーロッパ植民地主義の延長線上に成立。

心・脳・遺伝子・進化科学】
知覚とは現実と対応した幻想である。

現実的可能性−現実=事実+可能性

テロリズムは象徴的に殺し、戦争は統計的に殺す。−いまや?

滅私の奉公は「妾婦の道」−荻生徂徠

人はこのように感じるはずだという理論からではなく、人が実際にどう感じているかという観点。


「より厳密に言うなら、哲学は、概念を創造することを本領とする学問分野である。」「哲学とは、いくつかの概念を形成したり、製作したりする技術である。」ドゥルーズ=ガタリ

中華帝国は基本的に一種の前近代的福祉国家

権力をメディアにしたのが政治システム・・
規律訓練型権力/環境管理型権力
登校拒否/非登校


グローバル化現象は、「社会的なもの」「政治的なもの」に対する「経済的なもの」の復讐である。ジャック・アダ

「法人類学」秩序は体系化された法などよりも、実際の人間が係っている社会的な関係を研究することで理解される。

「実体論」から「関係論」への転換 
【考】

1945年〜70年 理想の時代 1970年〜95年 虚構の時代 1995〜 「動物の時代」自然との調和(=自然との対立、欲望の充足)

動物の欲求は他者なしに満たされるが、人間の欲望は本質的に他者を必要とする。コジェーブ

われわれは、モノを使う人としてというよりも、モノを読み取り、かつ選ぶ人として、つまり読解の細胞として生きている。ボードリャール

人間は自由意志によって決断を下している。
 −「自分は意識的に行動する主体である。」「自分は自分の行動を支配している。」という感情は幻想である。これをしようと自分が考えるより前に、脳がそれを決定しているのである。
 −「我々は自分が望むことをするのではない。することを望むのだ。」04/2/7

普遍主義は、強者から弱者への「贈り物」である。素直な受容者は屈従を、拒絶者には敗者の不利益を負わせる。

テレビ画像の図像としての特徴はおもにその貧しさにある。→現実のテレビ化

「安全性」=「確実性」グローバルエリート「安心」ミドルクラス「安全保障」アンダークラス
 −不確実性を計算可能にする知、安心のマネージメント、安全保障の諸装置
○象徴界(知)・想像界(主体化)・現実界(権力)


パノプティコン(一望監視システム)

すべての文化的産物が「最大限のインパクトと即座の陳腐化」のために計算されている世界

固有名詞(実態)対 記号(差異化)

内と外の二項対立的相互性は第三項の排除抑圧なしに成立しうるのか? 第三項は何処に、内と外の境界?

きみは考えているのではない。単に理論的なだけだ。ニールス・ボーア

社会は、行きつくところ「いたるところが市になった「社会」となる。

経済は社会に埋め込まれている。カール・ポランニー

「蓄積」と「生産」から「消費」と「流通」

記憶は、容量よりも、フォーマット(形式)やアドレス(配置)に支配されている。
最初にTOC(テーブル・オブ・コンテンツ=目次)が作られてしまうと、それに沿った形でしか情報が蓄積されない。

宇宙は進化しないが「発生」する。

一般大衆はものごとを知るにあたって知識人を必要としない。一般大衆は完璧に明確に知識人よりもはるかによくものを知っていることを、知識人たちが発見した。

「新従属理論」 低開発の開発 世界資本主義の分業構造
@輸出品生産部門    周辺 A大衆消費財生産部門 中心 B奢侈消費財生産部門 周辺 C生産財生産部門    中心
 →ウォーラースティン 中核 半周縁 周縁 ×単純的発展段階論×

「世界のグローバル化」
−中心、あるいは出発点や到達点がなくなったこと −知の主体は浮動している。

世界が「強者の正義」の闘技場から「警察」の管理するひとつの内的秩序になる。
概念規定されない「戦争」は「戦争」の現実に対応できない。→戦争というのは全体的な現実である。
戦争が世界に広がったのではなく「世界」が「戦争」となった。

「真理」は所有すべきものではなく「事件」だということ。「知る」とは安定した自我の行為ではなく、自我の構造を揺るがし組み換える「出来事」だということである。

無意識(精神分析的な知)
所有される知(情報)と体験される知(出来事)とは違うということ、客観的な対象の形では捉えられず、その効果だけが観察しうる領域に読みとれる「現実」という物があると言うこと。

文化の発展に特別な神話的段階と言うものはなく、むしろ似たような神話生成があらゆるところであらゆる時代に作動している。

「社会関係(コスモス)」の秩序の成立のためには『原初集合』からある部分が暴力的に排除されることを不可欠の条件とする。
「社会関係(コスモス)」の原基形態を二項対立的相互性とみなすならば、この相互性の成立は必ず第三項の排除・抑圧・抹殺・・を同時的に行っているはずである。  
不連続な要素(死)の導入によって逆に社会の連続性(生)が維持され回復される。 「交換」--------「媒介」
不具・畸形・暴力・死に照らしてはじめて、健全な「市民社会」はようやく自立できるに過ぎない。構造的には、上部構造としての『市民社会」(相互性・二項関係・一般交換)は、下部構造としての死・暴力・不具の世界によって「決定されている」かぎり、原則的には自立できず、つねに「土台」によって他律化されている。今村仁司「暴力のオントロギー」(事実性の解釈学)
共同体はひとりの人間を犠牲にすることによって全体の連帯性をとりもどす。・・・供犠はやはり一つの暴力行為・・・、最後の究極の暴力行為です。
ルネ・ジラール「世の初めから隠されていること」




【分類以前・分類不能】

北方系】太陽男 右上左下  −    正邪(人為的価値規範) 善悪  有為(積み重ね) 父系 異界垂直浮上 秩序(コスモス)
 
【南方系】 太陽女 右下左上 奇数意味あり 真仮(ほんもの・にせもの) 浄不浄 無為(切り捨て)   母系 異界水平     混沌(カオス)

生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことをなし終えた。もはや再びこのような生〔存)を受けることはない。

自己犠牲なんて自分の人生に責任を持ちたくない奴の言い草だ。  ブレヒト

死ねば死にきり 自然は水際だっている 高村光太郎

中庸/狂狷/郷原
狂は志があって進取の気性に富む。狷は節を固く守り、しないと決めたことは絶対にしない者。

文学とは、母国語の中で異邦人のように語ることにほかならない。ジル・ドゥルーズ

世界は意識によって受けとられ、表現によって共有される。

人がよく考えられるのは、他人の思考についてだけである。アラン

比較は理性ではない。

動くものには敬礼せよ。動かないものにはペンキを塗れ! 英水兵

「押込」 お身持ちよろしからず暫くお慎み遊ばさるべし

五行相克 (木)青東 (火)赤南 (金)白西 (水)黒北 (土)黄 /黄帝(土) 夏(木) 殷(金) 周(火) 秦(水)    

テクスト外の現実は存在しない。

知識人とは言葉でハイになれる変なやつ。

人間に関する知識を持ちすぎた厭世主義者(ペシミスト)のことを楽観主義者(オプティミスト)という。 「路上の人」

紳士というものは、紳士がすべきでないことを、紳士だけができるやり方でうまくやる人間である。 「ヨーロッパ人」

生産は科学によってなされ、販売は魔術によってなされる。

マーフィの法則 うまくいかない可能性のあるものはうまくいかない。

カルチュラル・スタデイズ【学習】

事実は、物語を立ち上げ、真実を捏造し、ホラ話を完成させるための、単なる(大事な)ツール(材料)なのですから。岩

充実した人生を生きない  −  物語を生きない  

文明の実相は構造と制度にあるのではなく、振る舞いとまなざしにある。 岩

テロリズムは常に正義と共にある  岩

わかり易い言葉に対する疑義・不信 岩

自分自身の感覚以外に何者かが存在しているということはどうすればわかるのだろうか?(決してわからない!)

私の言説はアナロジーだけで成り立っているのか?−然り 岩

直接体験するのは自分自身の感覚だけだ。どうして世界がアプリオリにあるなんて事が言えるのだ 岩

ディル・ヤスーン村 1948年4月9日(建国1ヶ月前) イルグン ベギン 
 一九四八年四月九日、[フランスの]オラドゥールでナチが行った住民の全員虐殺と同じ手口で、メナヘム・ベギンと、彼が指揮する“イルグン”の部隊は、デイル・ヤシンの町の男、女、子供、老人を含む二五四人の住民を虐殺した。(楠)

真のコミュニケーションは対等の者同志の間でしか成立しない。なぜなら劣る者は上位者に耳障りのいいウソを語った方が、真実を語るよりも報酬を得る見込みが高いからだ。/権力関係

社会形成 神話づくり【考察】

西田 幾太郎 場所 【考察】

私的な領域とは、公的に作られた制度である。

内部・外部の対立があるとき、それはすでに内部によって作り出されたものにすぎない。

世界は「in−between」にある。「ハンナ・アーレント」

マスコミ論的言説から情報学的言説へ

子供の世界こそ、人間の意識の深層の構造が表面化する第三の世界

個人のアのオリジナリティなんて、時代のオリジナリティに比べれば、どうでもよいもいのだ。
現代のアカデミズムは〈事実〉であるよりは、事実であることの証明に興味があるのだ。 DEMONSTRATION=証明・立証  

究極的には人間は死を賭してみせるからこそ人間なのです。  ヘーゲル

オリエンタリズム【考察】 西洋の東洋に対する支配の様式 東洋に後進性・官能性・受動性・神秘性といった非ヨーロッパイメージを押しつける →西洋の自己中心的な思考様式。 「私は次の想定からはじめたい。すなわち<東洋>(オリエント)は、自然な、変わることのない事実ではないのだということ・・・・すなわち「東洋」は創り出された、あるいは私の言葉で言えば「東洋化され」たのだということ・・・エドワード・サイード

カトリシズムは美術に外面化し、プロテスタンティズムは音楽に内面化した。(?)    モンタネッリ

カルチュラルスタデイズ【考察】 ポストコロニアル 「文化の創造/捏造」

文化というものはいやらしいものだ。 梅棹 忠夫

消費社会−モノの消費が、フィクションの消費を伴い始める社会
高度消費社会−物語が商品・人ごとに多様に分化した社会 あらゆる差異や落差を等価なものとして使い尽くす社会
       「わたしだけがわかる〈わたし〉」 ←最後の落差 →高度消費社会の高みに立つことはできない

共同性−公共性【考察】

語りについて語ること(?)

経済システムには交換(自由経済)と分配(公共財)と互酬(贈与が双方に行われること/同時性の欠如)がある。 カール・ポランニー
交換より「贈与」を、利益より「評判」を。 →「贈与」−「互酬」かも?

治ることですって?それはむずかしいでしょう。世界が馬鹿げているのですから。M・マノーニ 反精神医学

存在は必然の帰結である。 ヘーゲル

消費の主体は個人ではなく、記号の秩序なのだ。 ボードリャール

映画とは現在進行形で撮られた死だ。 ジャン・コクトー

自分を特殊なものと信じることが、ごく退屈な一般的現象にすぎないという事実・・・
普遍性とは、個性という特殊な現象をいつでも矛盾なく容認する一般性の秩序ではなく、その矛盾をきわただせずにはおかない歴史的な事件の起こる現場なのだ。 蓮実

人間は事物のすべてを究め尽くしたときはじめて人間自身を知るだろう。事物とは人間の限界にすぎない。 ニーチェ

放下 心身にまつわる一切の執着、またその要因となるすべてのものを捨離して解脱の境を求める

フラヌール 遊歩者 【考察】

〈資本〉というのは経験可能領域を普遍化するメカニズム 大澤 真幸

保守主義的な体験と思考の本質的な特徴 K・マンハイム 1958
「直接的に現存するもの、実践的・具体的なものへの執着」「一切の〈可能的なもの〉〈思弁的なもの〉に対する極端な嫌悪」「自己が生きる世界の構造については本来顧慮しない。」

アイデンティティには二つの軸がある。 水平の軸と垂直の軸(差異と同一性-時間)

コード・スウィッチイグ(交替)×コード・ミキシング(混交)

どのようにして政治システムが諸要求の「政治的争点化」を阻止するか→階層的ヒエラルヒーの存在?

「ヘゲモニー」
「市民社会」の領域で支配集団が従属集団に向けて行う「知的道徳的指導」である。
 →諸集団の「自発的同意」を呼び起こすことで「支配の正当性」の支柱となり、社会全体にいきわたる自明の「常識」をつくる。

透明な媒体としてのみ想定される翻訳主体はいったん表象されると、母語の言語的共同体に帰属する存在として位置づけられる。

「自由主義史観」のイデオロギー注入主義−岩

考え方(神話の作成)にツールを利用/ツールの選択による新しい神話の生成。

編集とは、該当する情報の構造を読み解き、それを新たな意匠で再生するものだ。  「松岡 正剛」

情報・編集
1 情報は編集されることを待っている。/放っておけば寝込んでしまう。
2 情報は対称性をを破る方向に進む。/差異を内包し、差異を求めていく。
3 情報は乗り物と着物と持ち物を変えている。/文字の歴史的変遷
4 情報は相互保存される。/物財A→B 0−AB 情報財 A→B A−AB
5 情報は常にネットワークされる。/情報の起源 遺伝情報(DNA)
 *情報が流れる経路/放電(ディスチャージ) 漏電する方向に放射状に散っている。(神経系の樹状パターン)
  インフラネットワークの臨界点→デジタライズ/ネットワークの「線」から流れる情報の「質」がディスチャージ

情報とは意外性の度合いであり、ある事象の起こる確立の逆数で定量化される。

今の学校は、無傷で日本のファシズムを温存している。 「芹沢 俊介」

ロマン主義は帝国主義そのものに通じている。T・S・エリオット

分類はいかなるものでも混沌にまさる。
「プリコラージュ」持ち合わせの道具と材料の集合で何とかする/神話的思索⇔知覚と概念の中間に位置する。レヴィ・ストロース

行動の様式・実践系として文化を考える。 酒井 直樹

経験(実践的関係における主体)は理論(認識論的主観)を駆逐できない

すべての運動は陣地線に埋没しないで、機動戦の効用を思い出せ。 グラムシ

アノミー論 デュルケーム【学習】

シニシズム−啓蒙された虚偽意識 広告 そんなことわかっているけど、わざとそうしているだけよ

思想とか知、学というものを、記号的差異として扱うー消費  思想を消費の対称の一種として

小説−その間〈meanwhile)という話法 登場人物には視線が届かない −小説家だけが超越的他者として全てを記述し観察する。

文化というものは、言語がそうであるように、漂流し、土着し、変化するものである。
国民とはイメージとして心に描かれた想像の政治的共同体 岩田 慶治

静態的文化モデルが有効性を失う。−理解の障害になる。

カルチュラル・スタデイズ【学習】

Big eat Small      Fast eat Slow

現実−理想・夢・虚構

文化とは、一つところにじっとしていられる能力である。 ジョージ・スタイナー

心的世界の構造・本質と中心原理との関わり−心性の歴史学 四つの準則
1.心的世界は歴史的産物である
2.心には諸機能があり、それぞれがそれぞれのやりかたで自己を表現・表象する。
3.個人の心と集団(社会)の心は、相互に包蔵関係にある。
4.心的世界と社会現実は、相則し、互いに照らしあう。      「池上 俊一」

文化はいじめの体系

学説 − 政治的に成功を収めた説

伝統的なハイ・アートをエリート・ゲットーの立場に押し下げた。-文化は階級のしるしとして用いられる。
モダニズム*の死 *功利的でない芸術的創造を正統化
技術のおかげで公的、私的な日常生活の中に芸術が溢れるようになった。
美的経験を避けることが、こんなに難しくなったことはなかった。

「国家」は社会よりも強力であったが,経済についてはそうではなかった。ブローデル

「互酬経済」「再分配経済」「市場交換」−「贈与交易」「管理貿易」「市場交易」


個人(の思想・感情・行動)や、個々のモノ・作品・事業は(その時代の)心的世界の表象であり、構成要素であると共に、その布置を変える要因となることもできる。
 →歴史的世界に形成された心的世界とは?
 →(それの)物的世界と現実世界との関係 ?
 →言語学的アプローチ 有効か ?

ギリシャにとってのエジプト/中世ヨーロッパにとってのイスラム

「国民国家」「市民社会」/共に撃つべき敵!

想像(イマジネール・表象)は、思考(concept)と感覚(perception)のたんなる媒介ではなく、両者の源泉である。

神経網を構成する神経細胞の空間的配置について、それを前もって指定する情報を遺伝子は持っていない。エーデルマン

論理的なプロセスは多次元のネットワークである。−三項関係の組み合わせ。パース


存在の根元的な分裂は人間固有の性質である。
→全ての他者から区別できる、完全な実体としての自分を捉えるためには、主体として主体の像との間の分裂を克服しなければならない。ラカン

科学者が科学に関して知っていることは、魚が流体力学について知っていることと大差がない。ラカトス

動物のコミュニケーションにおける単位は通常メッセージ全体である。ブロノウスキー
最初に個体間で伝えられるようになったのは物語である。→単語はその後に成立

言語の二側面 1.物語風 2.肉体的 (言語−デジタル記号 経験の持つアナログ性
私たちの経験と意思は言語によって分かちがたく捩り合わせれている。メルロ・ポンティ



原因−結果をそれとして定めたのは一体誰なのか? −内部観測者は誰か?

記号    「誰かに何かを表すもの」
記号過程 「何かが誰かに何かを表すこと」 →観測?

インフォメーションの小片は相違を作り出す相違として定義することができる。
→主体によって生み出される何ものかである。【考察】常に誰かのためのインフォメーション?
「指揮系統モデル」←→「自己組織化するカオス」

手続き記憶←→エピソード記憶    →意味記憶

政治−権力関係を自己の利益につながる方向に変えようとする行為

「商品化」 ほんらいは社会的関係であったものが商品関係に転化され、したがって「市場」で取り引きできるようにすることである。

「世帯」household ←→ 「家族」family

自律的国家 ←→インターステートシステム

人間の共感する能力。【考察】

教団 チャーチ ←→ セクト:自由意志  / 制度 ←→ 状況

進歩に対する自由主義的信念の最盛期には、社会科学の大半(民族学/人類学、文献学/言語学、社会学、及び経済学の主要学派)は、研究と理論の基本的枠組みを進化論という形で自然科学と共有していた。

社会科学と人間科学はすべての理論が直接的に政治的な意味を持ち、イデオロギーと政治が与える影響、そして思想家の置かれた状態の与える影響が巨大であるような一触即発の領域で機能するのである。

個人の散乱状態に人類を還元してしまう自由主義社会の傾向。

秩序と進歩 ←→ 非民主主義的進歩     歴史的進化論の呪縛 岩

<よりよく>することは<よい>ことの敵である。 フォン・ブラウン

【グローバリゼーション】 
文化の主たる役割は、差異の確立と維持ではなく、むしろ、人間としての存在条件を示す意味の構築である。
グローバル文化とは結局のところ複雑に変化していく文化的雑種性を意味するものかもしれない。×均質性
 →画一的な資本主義の単一文化 ?
文化の商品化そのものが、文化的経験を構成し規定する。
先進国でもっとも人気のある文化活動はショッピングである。 →ポストモダンの社会においては「商店以外に行くべき場所がない」 ボードリャール
生産活動によって支配された状態から、消費活動によって支配された状態へと移行していく。

未だに商品化の論理によって植民地化されていないもの。 →人々の文化的な経験や活動の多くの側面
 −個人的関係/宗教的または政治的関係/性に対する意識/国家や民族のアイデンティティに対する意識/「ローカル」な慣習やコンテクストに対する愛着

非-場所的経験は、今あらゆる社会的存在の本質的部分となっている。−ゲゼルシャフトの極致×神話的ゲマインシャフト

「自己」の同一性が、「自己」にとって、「他なる者」の表象を、必ず「自己」が「他なる者」に対して優位になるように操作することによって構成されるとき、これをナルシシズムと呼ぶ。⇒同一性への偏執である。

広島「どうも広島市民に対しては気の毒ではあるがやむをえないことと私は思っています。」
戦争責任「そういう言葉のアヤについては、私はそういう文学方面はあまり研究もしていないのでよく解りませんから、そういう問題についてはお答えが出来かねます。」

世紀末文化風景「前例を見ない規模のメモリー・ブーム」(テーマ・パーク、博物館・・・)−場所にまつわる過去の資源化)



近 代

[日本]
【国民統合の前提と諸要素】 西川 長夫
(1) 経済統合 交通(コミュニケーション)網/土地制度/租税/貨幣・度量衡の統一/市場---植民地
(2) 国家統合 憲法/国民議会/(集権的)政府−地方自治体(県)/裁判所/警察−刑務所/軍隊(国民軍・徴兵制)/病院
(3) 国民統合 戸籍−家族/学校−教会(寺社)/博物館/劇場/政党/新聞(ジャーナリズム)
(4) 文化統合 国民的なさまざまなシンボル/モットー/誓約/国旗・国歌/暦/国語/文学/芸術/建築/修史/地誌編纂
          ・・・・・・・・市民(国民)宗教 − 祭典(新しい宗教の創出)/伝統の創出

【国民化(文明化)】
(1) 空間の国民化 均質化、平準化された明るく清潔な空間/中心と周縁、風景、国境 中央(都市)−地方(農村)−海外(植民地)
(2) 時間の国民化 暦(時間の再編)、労働・生活のリズム/神話/歴史
(3) 習俗の国民化 服装、挨拶、儀式(権威−服従)/新しい伝統
(4) 身体の国民化 五感(味覚・音感・・・)、起居、歩行−学校・工場・軍隊等々での生活に適応できる身体と感覚/家庭
(5) 言語と思考の国民化 国語/愛国心→ナショナリズム、国民の誕生

(1)近代社会 (2)近代国家 (3)行政国家
 *(2)欧米標準となった近代戦争遂行能力を備えた体制。政治的には広範な国民の同意を調達し、
   その同意を背景に国民資源を国歌目的に向かって一元的に動員出来る仕組み。
   憲法発布(1889、明治22年)国会開設(1890、明治23年)は前者
   明治10年代末から27年にかけて整備が進む帝国大学制度と高文官僚制度は後者


明治国家による二大発明 ○天皇制 ○家

戦前と戦後の決定的な違いは帝国国家であったか否か。04/2/7

日本近代の「特殊性」神話から「普遍性」(国民国家論)へ
 天皇−「封建制」×「近代性」 家−「近代家族」の日本型ヴァージョン 04/2/7


18世紀の日本列島では漢文・和漢混交文・擬古文・候文・歌文・俗語文というように多数の異なった文体と書記体系が用いられていた。

四位一体−【日本】【日本人】【日本語】【日本文化】

国語の理念は、日清戦争を頂点とする明治20年代の精神状態を土壌にして生まれた。−「官民一体」による統一的「国民」の創出と「国家」意識の高揚の時代。
成功した国民国家⇔帝国主義的国家

近代国家−人種/歴史/言語(が、必要)

近代国家という共同体は「われわれ」と「他者」とを差異化し、人々のアイデンティティを「国民(ネーション)」へと一元的に回収して、国民国家という均質空間の「モジュール」に溶かし込むことによって成立した。 伊豫谷登志

生産力理論へと変貌したマルクス主義とファシズムの共犯関係
近代日本の資本の運動−生産力ナショナリズム 1930年代の言説が1960年代に拡大再生産される。


1977 文化庁「方言収集緊急調査会」

1884「軍人勅諭」 1889「大日本帝国憲法」 1890「教育勅語」  宮廷←(大権の制限)行政府(君主の意向)→立法府
教育勅語の国体の理念は国家官僚の統治を天皇の名によって絶対化するものである。
国家官僚の倫理的規範の欠如(自治・自由の精神、権利の主張、貨財の利殖)

御真影の最初の下付 (沖縄)1887 紀元節、天長節の儀式設定 1888
学校メディアに民権派が敗北 壮丁−青年

国民国家統合三位一体 憲法・教育勅語・日本語

北海道(選挙法)1904年/徴兵令1898年 沖縄(選挙法)1912年/徴兵令1898年

1920年 朝鮮1690万人 他日本人3万5千人

ポッダム宣言「日本国の主権は−−−、吾等ノ決定スル諸諸島ニ極限セラルベシ・・」

外国人登録令→憲法施行


臣民 【考】 臣−民

「登極令」即位と大嘗祭が続くのは明治42年以来
新しく作った儀礼や祭りもすべて古代に戻すという理念(もがりも始めたし、明治天皇陵に埴輪も入れ、仏教も捨てて古代に戻した)
大嘗祭は持統天皇のとき以来 新嘗祭11月23日宮中で行う天皇の収穫祭−天皇の田植え(昭和2年) 皇居の蚕→清朝の時周王朝の祭りの復元

明治6年 天長節(11/3)紀元節(1/4?)五節句(人日、上巳、端午、七夕、重陽)に替わり8祝祭日10/14(元始祭、新年宴会、孝明天皇祭、神嘗祭、新嘗祭)
天皇断髪 明治6年3月(みずら) 
1466年−1687年 大嘗祭の中断(大嘗祭は必要なく代わりに即位灌頂)
再興は垂加神道の影響(万世一系の強調) 本居宣長(共食)
1871年(明治3年)大嘗祭告諭 天孫降臨&斎庭(さにわの稲穂に由来する新穀の共食)
→1928年「大嘗祭の本義」折口信夫 稲穂=神魂説、真床襲衾論、−君主聖婚説

1872年(明治4年)(神祗官→神祗省)→教部省 教導職十万名(内神道系二万名) *1872年 御岳講行者 皇居侵入事件

大日本帝国 国民国家形成=帝国主義化
1868年明治維新 1869年北海道設置 1879年沖縄県 1889年憲法 1895年台湾領有 1910年朝鮮国併合 1919年南洋群島委任統治 1932年満州国成立

国民国家的言語編成−帝国的言語編成 1900年表音的仮名遣い 1908年歴史的仮名遣い(推定された8世紀日本語)西欧的正書法
言語と「日本文化」
 −言語と「日本文化」、言語と「日本人」の「国民性」あるいは言語と「ニ日本人」の精神構造を本質的に結合しようとする議論。(紋切り型の「日本文化論」)
 −単一の国民性、国土に規定される島国的閉鎖性、建前と本音、西洋崇拝と排外主義の同居と言った意識の二重性、自我の未確立と共同体主義、玉虫色の曖昧さ、ナドナド

国民国家を近代において構成される機構(フィクション)と考えているのに、「日本人」を実体的・実在的なものとして把握?−国民の創出性と民族の実在性?

「大東亜共栄圏」 「植民地なき帝国主義」のジレンマの中から生まれた産物。

1880年代 平均就学率 小学校40% *沖縄3%

台湾領有化戦争 5万人の軍隊、4ヶ月の戦闘、死者5000人・傷病者17000人、台湾1万人

「文学」の言説があらわれている場 教学、議院、法廷、演劇場、寄席など 上田万年

明治7年 式部寮伶人 欧州樂伝習
フェントン 明治4年−明治11年 エッケルト 明治12年−明治21年(海軍省) 明治28年−明治32年
*明治13年 君が代「改訂」 雅楽壱越調へ

日本で最初に作られた西洋音楽曲がフェントン作曲「君が代」明治2年 演奏明治3年越中島天皇調練
《Royal Salute》音によって天皇の存在を知らせる役割

西洋音楽 行幸・外交行事・宮中行事・新式典*(能-徳川幕府の式楽 舞楽-朝儀に欠かせぬ礼楽)
*開業式・開場式・開校式・卒業式・競馬興行での余興演奏・表彰式−陸海軍軍楽隊明治11年5月〜多数

式部寮伶人 1990年(楽人→伶人→) 三方楽所楽人(伶人)*/紅葉山楽人(10名程) *大内楽所、南都楽所(興福寺)、天王寺楽所(摂津四天王寺)
明治3年雅楽局→明治4年式部寮雅楽課→明治8年宮内省式部寮→明治17年式部寮廃止 式部職  *奏楽+神楽、朗詠、催馬楽、琵琶等 
明治7年 西洋音楽伝習28名 8年2月35名 9年4月楽器到着 「国歌」/君が代/御民われ(明治3年7月楽器到着フェントン注文分)
−音楽の産業革命 17世紀 音楽出版、公開演奏会、オペラの3大発明



〔現代−日本〕 ↓
「一世一元制」 日本の内部に確保される歴史時間を決定的に「王の身体」(カントロヴィッチ)に結びつける。
 −ナショナルであることを天皇の具体的な現存に結びつける結果となった。(1979年元号法)

帝国制での天皇制−国民・日本人の天皇?
【考察】

昭和26年の思想闘争
【考察】
日本人が国民的一体感を持ってくれないとき、日本の占領統治は非常に困難なものになる。
「ライシャワー・メモランダム」
日本の国民的伝統や日本文化の統一性は日本占領にとっての支配のための道具−傀儡としての天皇
極東軍事裁判は天皇と圧倒的多数の日本人の戦争責任を免除することを公式に正当化するための社会的手段

社会的不平等の個人化−産業社会の生活形態の脱伝統化

どう言った声が既存の物語の中でまったく排除されてきたのか


「外からも内からも目に見える一体的な社会集団は形成されない。社会階層とか社会集団とか社会階級は発生しないし、組織されることもない」−産業社会以後

「戦後思想」は戦争体験の思想化

1878〜1881インフレ 1882〜1885デフレ 積極財政:大隈重信→失脚→緊縮財政:松方正義
1880年代後半実質GNP14%増大、1890年代前半21%増大、(1886年:年間餓死者300人超:大阪)
万国公法(中華訳)西洋諸国間の慣習的ルールにすぎない;西洋文明的価値基準。非文明国には不適用
文明の浸透×日本の独自性(天皇制):相互補完的、→近代天皇制・帝国憲法大成
「インド以下的賃金」明治紡績業1890頃

神社と遊郭−植民地セット(札幌−札幌神社+薄野遊郭)
1882:開拓使廃止 1898:北海道旧土人保護法(1899:外国人国内居住自由)
1890:屯田兵平民にも許可、1898:全道徴兵制実施、1904:屯田兵制廃止 
徴兵制と議会・選挙権−1901:道議会。1902:衆議院選挙 1927:地方制度多府県並み

1880:宮古・八重山の2島を中国領−日本に最恵国待遇(分島・改役案提示)-調印されず
「旧慣温存」 1898:徴兵制 1912:国政選挙(宮古・八重山1920)



[世界]
近代世界システム(1500− )の制度の諸領域 → 「近代世界システム」の「ヴェクトル」
(1)国家間システム(2)世界生産の構造(3)世界労働力の構造(4)世界人間福祉の諸パターン(5)国歌の社会的凝集力(6)知の諸構造

コンドラチェフ波動 45-60年 【考察】近代世界システムが分岐の時を迎えたのか?
 1967/1973 (黄金時代)1960、6億20ヶ国20Cの終わる前に次の繁栄と拡大の時期に入る。(?)

近代のあらゆる社会科学は、(政治学・経済学・社会学・歴史学・人類学など)国民国家の維持という国民国家の要請に応えた学問でそれ自体ナショナリズムである.I・ウォーラーステイン 「脱=社会科学」 藤原書店 1993


近代政治システム 
・生産力ナショナリズムの政治 最大多数の最大幸福とエコノミーの原則から出てきたもの。
・隠蔽する政治
・ジェノサイドの政治 戦争(国家)と生産(産業)に役立たないものの処理−社会コスト
 −ファシズム国家・福祉国家・新自由主義×グローバリズム 
 −国民国家・法・経済・性・階級・教育という近代複合システムによる極限的な差別と価値剥奪の執行。
 ・官許の公共性−開発本位の供犠の伴う暴力的公共性
 ・生存の次元の人々の公共性−人と自然・人と人の共生の公共性
 ―「内発的な義務」と「砕けたる天地」の回復(生命世界の復元行為を含む)

政治的な単位と民族的単位とが一致しなければならないと主張する政治的原理-ナショナリズムの定義

伝統を破壊するものとしての近代性だけでなく、伝統とは近代性の内部にある近代性が逃れることのできない弁証法的他者である。

歴史の非対称性
植民地化の歴史過程なしに「近代の知」は存在しない。近代の知は植民地化を促進し、植民地化の進行は近代の知の普及によって達成
(社会進化論−生物学/医学/人類学/社会学/政治学/歴史学ほか多様なサブカルチャー)
将来においても、知は植民地化という政治的機能を抱え込んで作動するほかない。

近代の知の政治を読み解く基本的カテゴリー(解体し編みかえる知の政治学の戦略的概念
「身体」「語り」「言説」「装置」「市場」「植民地」

「成功した」国民主義で帝国主義にならなかったという例はない。
「成功した」国民国家で自国語への独善性を醸し出さなかった例はない。

人種主義の問題を提起しない近代論は,あえて言えば、一種の冗談にすぎない。

普遍性の検証者自身が検証されるべき【常識】に依存している。

旧ユーゴやアフリカ大陸で進行しているいわゆる民族紛争は,実は優れて近代的な現象であって,これらの血みどろの殺し合いは,前近代の遺制の噴出であるどころか近代化の進行過程の一例とみなさなければならない。

虚構的エスニシティ (エティエンヌ・バリバール)
諸社会構成体の国民化に応じての「でっちあげ」 そこに包摂されている住民は、過去においても将来においても,あたかも彼らが自然的共同体を形成し,起源・文化・利害の同一性を自然に備えているかのように表現される。

国家・教育・メディア→身体を脱場所化し再編

すべての現実は構成される。
階級構造や資本の構造によって現実はつくられていく。(マルクス主義)×(国家主義)
実証主義(いつでも過去のでっちあげをやって現実を補強)と構成主義は相補的である。

起源を語ることによって逆にそれを繰り返し捏造し続けていく言説の政治学

文化と知の植民地化において,同化と排除という暴力の記憶
越境し、侵犯する身体の振る舞いを、市民社会や国民国家という諸システムが強いる身体製造法による抑圧。

制度化された知を徹底して非神話化・脱神話化

(近代諸システムの中で最大の作用を及ぼしてきた)国民国家を成り立たせるために,学校や軍隊をはじめとするさまざまな規律訓練システムが「地の装置」として機能してきた。

市場化された社会(知や文化をめぐる日常的経験)−市場システムを矛盾それ自体としての捉えなおし。

「純粋で中身が均質で政党的な土着の文化」
 →自分の属する場所によって縛られた土着民あるいはより大きな世界との接触で汚されていない集団などというものは、おそらく未だかって存在したことがない。
我々の想像力を押さえ込み窒息させようとしている近代というものから逃れよ。
 →西洋の近代性/資本主義の近代性/ポスト・モダン
・グローバリゼーション/複合的結合性が近代に特有な特性である。?
・グローバリゼーション、それ自体が「近代性の帰結」である。?
・近代性の支配権?
西洋の文化的支配を維持するに当たって近代性が果たしている戦略的役割。
「転移という動きを−−−文化的意味を構築するもの」 /文化=意味の体系/生活様式
「近代的なものイコール新しいもの」だと考えるなら「歴史の終わり」である。
「脱・埋め込み」−ローカルな相互行為のコンテクストから社会的関係を『引き抜き』、時間と空間の無限の広がりの中でそれらを再構築すること。
グローバリゼーション−社会的、文化的差異が、まさに「全体としての世界」との関連で確認される。
「単一」な方向に引き寄せる力 「近接性」×「結合性」
「時間による空間の無化」「結合性 − 増大するグローバルな空間的近接性」
結合と差異化の同時的プロセス。
経済の前では他の全てが駆逐されてしまうという還元主義
「文化とは平凡なものである」生活様式全体を記述するものである。
現実とはすべて記号を通じて伝えられるものである。・・・ある意味で、すべての現実は『ヴァーチャル』に知覚されるものなのだ。M・カステルズ.1996
非相互的親密性/脱肉体化された親密性/メディアを通じた近接性
ローカルな日常生活のプライバシーを逃れ、もっと広くて満足のいく経験の共同体に参加したいという欲望→逆に他人の生活世界に住みたい。
海外ニュース量 1988−1996までに42%減少
 →テレビの介入とは「遠ざける」ことであり、また「疎外」することでさえある。→遠くの出来事から「我々を切り離す」
テレビ 受容者は常に出来事の外側にいる。

欧化←→国粋化 (対立)/国際化←→日本化(親和性)

近代の最重要装置 学校・警察・病院

「民族」は「伝統」を一定の方向で組織化する中で、近代に生み出された政治理念

「帝国主義」はナショナリズムの発展であると同時にその否定である。B・アンダーソン

植民地は、内でありながら外/外部ではない。→包摂された差別。

「他者」とは共通のコードを持たない存在である。

言語ナショナリズム−血族ナショナリズム

nation(仏)生まれる (訳)国民?  「誰から」「何処で」 *国を意味する要素は含まれていない。→民族
国民国家(Etat−Nation)は歴史的に見た場合、国家の一変種にすぎない。

「国語」という概念は、各々の国や地域で愛国心の養成やナショナリズム形成と結びつきつつ、「国民国家」に一般的な装置として構築される。
日本文化の持つ垂直性    「想像の共同体」 ベネディクト・アンダーソン

起源の神話を打破ー受容と変容

「名付け」「名乗り」   民族

(民族の永遠の生命  −民族の神話と歴史)ホブズボウム 【考察】

民族意識(同類意識)は他の諸集団との関係で形成され、したがってそれは状況次第で顕在化し、あるいは消失する。
民族的な帰属意識は、日常的な共属感覚*によって育まれていくのであって、民族特有の諸特性によるのではない。
「民族とは元来虚構の上に成り立った集団である。」
*われわれと他者   二項対立/定量分析

社会の規格化の進展
「広大な住民大衆の規格化(コミュニケーション・新聞・大都市等等)と結びついた歴史の局面の後は、分子的諸過程*は過去よりはるかに急速に展開する。」
*学校・教会(神社)・組合などの組織や制度、新聞・書籍・映画・演劇・ラジオ・テレビなどのメディア、広場などでの会話や議論、建築物・街路の名前
 →言語もディスクールも「規格化」/政治権力と言語権力の同型性

記憶の「再プログラム化」1990年代からの世界的傾向冷戦下の歴史認識が政府間の沈黙と隠蔽の共犯関係「できることなら記憶から拭い去ってしまいたい」

マルチ・カルチャリズムーエスノ・ナショナリズム *世界システム−中心と周辺の二元的な構造

ナショナリズム−心情の表現手段として「民族」や「国家」という言葉が採用された状況


19C後半、資本主義的近代への移行状態
@CENTRAL イギリス・フランス・アメリカ 市民革命and産業革命
A半周辺国 市民革命× 産業革命○ 第二グループの近代化の破綻
ドイツ−1871-1945、74年/イタリア−1861-1943、82年/ロシア−1917-1991、74年/日本−1868-1945、78年
 *ヨーロッパ周辺(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、中東欧州)旧支配階級によって先導「上からの改革」

1789〜1989 −リベラルイデオロギーの勝利と支配の時代。

変化の「常態化」の受容  近代性−進歩の世界に生きている。

湾岸以後→近代主権の論理を明快に拒絶
近代の二項対立や近代の同一性を否定するということは、現在のグローバリゼーションの肯定か
現代は近代帝国主義の流れの中にあるのか。まったく新しい支配形態なのではないか
<湾岸戦争>国際的な警察権力を完全な形で行使することのできた最初の機会。アメリカが、それ自身の国家的な動機に応じてでなく、グローバルな法権利の名において、国際的正義を管理運用することのできる唯一の権力として登場


【台湾】(鄭氏1661-1683、清朝1684-1895)
日本統治1895 290万人 -1902反乱制圧(32000人) -1919迄武官 1910-1915山岳部(2200)警察政治(霧社事件1930年)1908南北鉄道
(アヘン・塩の専売事業)(日本本国の工業化推進の為の食料供給基地、製糖・「蓬莱米」米騒動)−植民地的近代化−新従属理論
1943年 658万人 福イ老人500万人、客家人91万人、高砂族16.2万人、平土甫族6.2万人 日本人39.7万人
1948年 三大戦役 「遼瀋」「淮海」「平津」(100万人) 1947 2.28事件(28000人)蒋経国-赤軍


【政治】
国家−全体の利害と一致しない公権力

「国家は実体でもなければ関係でもない---国家はひとつの運動である、暴力にかかわる運動である。」萱野稔人


「共産主義」とは「共同主義」が何の障害もなく現れる社会体制。 ジェノヴィエフ

国内で占領憲法を弾劾する保守政治家が、現実政治の次元では憲法を押し付けた国の庇護に依存するという奇妙な共犯現象が起こる。

アメリカ国民の中では太平洋戦争の勝利とそれに続く日本占領は、日本に民主主義を教え込み改心させた成功物語として位置づけられている。
国民国家の成立以来、戦争は絶えず繰り返されてきたことを考えれば、日米戦争も他の多くの戦争と同じく歴史の一こまを彩る出来事となる。
日本によるアジア侵略の責任をあえて避けようとするアメリカの意図は当然であろう。この問題は必然的にアメリカの戦後処理、50・60年代のアジア戦略(ベトナム戦争)、現在まで続いている対中南米政策を根本的に問い直さざるを得なくなる。
覇権国家(現在はアメリカだけ)の安全保障は、政治、軍事、経済的勝利はもとより、その正当性を必要とする。

「帝国」の実践がいつも血にまみれているのに対して「帝国」の概念のほうはつねに「平和」−歴史の外部にある恒久的かつ普遍的な平和−に捧げられている。

アメリカは二重の意味で−自己の「歴史」からの離脱と他者の「歴史」の抹消−「歴史亡き国家」として出発。→「歴史」の運動を避ける体質。
冷戦−どちらの社会体制(自由経済/計画経済)がより高い経済効率を引き出し、高度な産軍複合体を維持できるかという競争

Michel Foucault 1926〜1984
真理はそれ自体が権力なのですから・・・・  
結局のところ政治的問題とは・・・・それは真理それ自体のことなのです。
真理は権力の外にも、権力なしにも存在しない。
真理は権力作用、それも調整済みの権力作用を手中に収めています。
権力は真空と恐れを嫌悪する。

資本主義はそれ以前の社会形態や生産様式よりもましである。マルクス

経済の支配的部門
@農業および原材料の採取が支配→A工業および耐久消費財の製造が特権的→Bサービスの提供&情報操作が経済生産の中心

「ケネス・バーク」
政治というのは最終的に誰かが血祭りに上げられることによって内的な上下関係が保証されている全体機構。
秩序というのは無秩序というものを可視的なものにしておかない限りなかなか保ちにくい。
選挙:選ぶというレベルよりも、不確定性を持ち込んで混沌の感情が制度的に惹き起こされ時間=秩序感を更新する。
 指導者の追放は「死と再生」の体験を得る。最も有効な犠牲は為政者そのもの。

憲法 −自己完結化を防止する制度的な装置 
〇現存する社会問題を円滑に解決するというよりも、社会問題の創出にある。〇実現不可能な理念を掲げることによって人々の間に議論を引き起こす。

次の世紀の政治を支配するのは社会的分配であって成長ではない。

アメリカの政治 個人主義的無政府状態をモデルにし、それに訴訟と利権分配。

「政治的階級」 職業政治家・ジャーナリスト・ロビイスト、その他、社会学的調査では信頼度の最低のところに位置している職業の人々からなっている特殊利益集団。

トリックル・ダウン -trickle down - 最も富裕な人たちが獲得する追加的富が全ての人々の生活を改善する。?

全ての集団が部分的なアイデンティティを代表する。  ウォーラーステイン

現在の残存物 民族主義 エスニック 宗教 ジェンダー
(1)階級闘争 異なった階級は敵対的な利害を持っている。
(2)両極化  (世界銀行ペーパー)窮乏化は世界経済の水準では、不変であり、相対的であり、勝つ絶対的である。
(3)イデオロギー イデオロギー(マルクス主義を含む)分析から思想の社会的決定性という領域がたち上がる。
(4)疎外   −人間の主要な部分の具象化-財産-において、人間の高潔さを破壊する疾病である。


「保守主義」「リベラリズム」「社会主義」

「1848年」 政治的行為者としての意識的労働運動の最初の出現と「民族(国家形成)の者」の結びつき。
 −普通選挙/福祉国家 国民的一体性  →労働者階級の飼い慣らし


破壊手段の民主化・私有化(国家が暴力の独占を失っている。)
→私的暴力を統制する費用の増大化/北アイルランド2-3千人に 2万の軍隊8千の武装警察30億ポンドの支出

ファシズムを政治的に恐るべきものにしたような組織的な国民大衆運動の醸成→現在?

ブレトン・ウッズ体制-経済計画 ダンバートン・オークス-政治的計画



21世紀 (1)人口(2)環境 2030年100億←60億2000年←20億1950年
*移民問題/短期条件付き入国→外国人に社会的・政治的権利を与えず、つまり本質的に不平等な社会を作り出す。

移転所得の増大 現在 GNPの40% 1920年代 4%(社会保険と福祉) *1987年大暴落が起きなかったのは何故か?

経済にとって一番必要なのは大衆消費者 /大衆消費経済は耐久消費財を買えるだけの所得を持った大衆消費者を必要としている。

王制 二十世紀初頭50数カ国 21世紀 27カ国
「王制は敗戦に持ちこたえることができない。」ハロルド・ラスキ


【知】
ある言説構造のなかで生きている人間は、特定の言語体系の内部でしか発話を行えない。


科学
人間原理 【考察】canthropic principle ウィーラー  我々の宇宙は、観測行為と意識を必要とする「参加方式」の現象かもしれない。

(it from bit)すべてのそれは(つまりすべての分子、すべての力の場、そして時空連続体は)その機能、その意味、その全存在そのものを(ある状況では間接的ではあるかもしれないが)機械へのイエスかノーの質問、2値の選択、すなわちビットから引き出されるのだ。(ナンジャ・コレ)

(宇宙がこのような状態になっているのは、もし他の状態だったら 人間がここにいて宇宙を観測することができないから)

宇宙が空間のなかにあるのではなく、空間が宇宙の中にあるのだ。
ビッグバンは空間の爆発であって、空間のなかの爆発ではない。

遅延選択実験 質問を始めるまでは何もない。

無意識は言語のように構造化されている。 J・ラカン【考察】
自然は言語のように構造化されている。構造はそれに先立つ情報を前提にしている。 ユベール・リーヴス 仏 天体物理
科学の目的は実に化け物を捜し出す事なのである。この世界がいかに多くの化け物によって満たされているかを教えることである。 寺田 寅彦

通常の物理学の意味での独立した実在は、現象に帰することも、観測する側に帰することも出来ない。

こうして空間そのもの、時間そのものは、単なる影として消え去っていく運命にあり、両者のある種の融合だけがどくりつな実在として残ることになる。ヘルマン・ミンコフスキー・数学者

矛盾律(Pは非Pではない)/俳中律(Pでなければ非P)

*反事実的分析

【散逸構造】【学習】イリヤ・ブリゴジン 1977 化学賞
平衡構造とは対照的に、不断のエネルギーの散逸によって維持され、したがって自己組織性を示す構造

平衡状態に達した後は初期条件が「忘れ」去られる平衡構造とは異なって、散逸構造では不安定の後に生ずるマクロ的な秩序は、急激に成長するゆらぎによって決定される。(ゆらぎを通しての秩序)       ナンジャコリャ 岩)

1.平衡構造の問題
 社会構造は、「平衡とははるかに離れた形で維持される開放系のなかで自発的に起こる」現象である
2.分析の枠組みの問題
 個々の単位は「よほど単純な場合を除いて、その相互作用の全体性からきりはなすことはできない。
 →古典物理学の体系は、境界的なケースに対応している。それは特有な叙述の方法では一般的に外挿法は適用できない。
3.時間の問題
 旧時間は可逆的であり、単に外的な継続性に過ぎない。現代物理学 相互に結びついた「時間の多元性」
4.「理論的治外法権」の拒否

現実世界はフラクタルな次元(つまり大部分が整数はない次元)でまず計られなければならない。混乱(カオス)や大混乱(カタストロフィー)や分岐(バイファーケーション)は、現代科学を一新する運動の共通の言語となっている。


生物学
1.DNAは自分だけでは複製できない。 2.DNAは何も作らない。 3.生物はDNAによって決定されない。

生物学の3命題
1.生命はどのようにして、起こったのか?
2.受精卵がどうやって多細胞の生物体へと発展するのか?
3.中枢神経系は、どのようにして情報を処理するのか?

生物学の三レベル
1.生体(集団生体)生物学 動物の行動のレベルで発現する特性を研究/生態学・動物行動学・集団生物学・進化の過程のテーマ
2.インフラ生体生物学  動物を動かすプロセスを研究/生理学・細胞生物学・解剖学・発生学
3.分子生物学      生体をつくる化学プロセスの研究

動物行動研究
1.行動生態学 淘汰の研究
2.集団遺伝学 遺伝子型の研究
3.分子生物学 形質を発言させる分子機構の研究

生命−生存・再生産

生物学 適応と情報

進化論生物学 S.カウフマン−ドーキンス

「シンボル」−その意味とは関係ない形式で表されている信号
遺伝子は物理法則までコードする必要はない

進化−動植物が世代を経るごとに、実際どのようになるかという変化の結果をともなった、集団内における遺伝子頻度の系統的な変化過程。

生命の実相は代謝の循環にある。

生命の本質は遺伝情報という形の「情報」
進化とは、集団中の遺伝子頻度が時間とともに変化すること−進化とは遺伝子の変化
遺伝子の適応度の増加が自然淘汰による進化の原動力

遺伝現象と遺伝子の伝達現象は全くレベルの異なる話である。
遺伝情報が発現されるためには情報を解釈する解釈系の存在が不可欠である。
生物が子孫に伝える最小単位は細胞であって、遺伝子やDNAではない。
 −真に遺伝されることは生きている形式(生命システム)である。
遺伝因子と環境因子/形質発現システム(解釈系)

遺伝の本質は、生命と言う形式自体の伝達にある。
遺伝されるうちで最も重要なのは生きていることである。(−基本単位は細胞)

原核生物から真核生物への進化→共生説 どこに自然選択が

生物の起源−化学進化? 熱水活動域

淘汰圧力 EEA Environments of Evolutionary Adaptedness

システムの特徴としてシステムは単純になるよりも、複雑になるほうが簡単である。

「表現型」−「遺伝子型」

相同−相似 継体形成原理

「生態学劇場の中で行われる進化劇」

【個体が進化の基本単位】
種は多数の主要な特性を共有しながら、時にはきわめて大きくばらつくこともある個体の集まりに過ぎない。このばらつきが種を進化させる潜在力である。

進化の単位は究極的には集団でも個体でもなく"遺伝子”である。
 −群淘汰の排除 G・ウィリアムズ/動物行動学 C・ローレンツの功罪

生物の階層性 遺伝子→細胞→個体→集団

適応行動論−進化生物学、人間行動進化学、人間行動遺伝学/1970年代以降(家系分析、双生児比較・オスカー&ジャック、実子-養子比較)
行動生態学−「代替戦略」と意思決定ルール

血縁淘汰・性淘汰
*血縁者間殺人(カナダ)1972、8%(日本)1955、40% 1990-1994 25% 

赤の女王仮説(有性生殖)→寄生者に対する対抗戦略

青写真と建物→レシピと料理

発ガン関与遺伝子 @ガン遺伝子Aガン抑制遺伝子(アポトーシス)BDNA修復遺伝子

脳重量 2% 全代謝エネルギーの20%

【人類史】 霊長類6500万年前 真猿類3500万年前 類人猿*3000万年前 /*自己の客観的認知(鏡での自己認知)・役割交換
〇猿人600余万年前 脳容量400ml (ホモ類)200余万年前 〇ホモ・ハビリス600〜700ml ホモ・エレクトス 11才168cm 800〜1000ml
 −ヒト=ハンター仮説 1960-1970 →ホームベース仮説(1978)ホモ・ハビリス?
〇ホモ・エレクトス サハラ横断 長距離直立歩行 120万年前イスラエル 100万年前西ヨーロッパ東南アジア 80万年前東アジア
 −未熟児出産 性差縮小→性的二型と配偶システム/100万年無変化
〇古代型サピエンス 40-50万年前出現 30万年前入れ替え 20万年前ヨーロッパ ネアンデルタール
〇現代人 十数万年前(化石10万年前) →6万年前 拡大放散 「文化のビッグバン」
 −社会的知能・博物学的知能・技術的知能のクロスオーバー(大脳新皮質) 
 −進化心理学、更新世重視  進化適応の環境EEA−意識は他者がどのような状態にあるかを創造する内的な道具

現生人類の女の祖先たちがわずか老若男女合わせてわずか5000人の個体群に属していた。?

オルドヴァイ文化 250年前 石器文化

【免疫】 自然免疫(広義)−獲得免疫(狭義)
(広義)白血球(赤血球以外の血球の総称) 
○マクロファージ・好中球-外部から侵入した微生物(原生動物の細胞そのもの-同種以外の細胞を食べる)−自己に似ていない非自己
○NK細胞-不完全になった自己の細胞(ガン細胞・ウィルス感染した細胞)−自己に似ている非自己(自己特異性)
(狭義)リンパ球のB細胞・T細胞 B細胞は非自己抗原を中和する抗体を産出し、T細胞はもっと直接的方法により非自己を排除する。
−胸腺はT細胞群のうち自己抗原と強く反応する細胞を排除(96〜97%)を排除することによって、残ったT細胞が非自己抗原とだけ反応できるようにする機能を持つ。B細胞には対応するT細胞の刺激が必要。


【  】

脳についての標準見解(旧見解)
@情報は直線的に流れる。
A身体的・精神的機能は大脳皮質の各部位に局在している。
B大脳皮質を頂点とする階層があって、皮質が全てを支配している。
 →大脳皮質が人間の精神の座。
(新見解)
@神経インパルスの流れは直線的でなく並列的・多重的である。(非階層性)
A局在化は一対一マッピングでなく、分散システムとして考えられる。多数対一である脳部位が多数の機能に寄与し、それと同時にある機能は厳密な局在ではなく複数の場所に分散される。
B皮質は現実のモデルを包含し、外界に何が存在するかを分析するが、その情報の突出性を決定するのは辺縁脳である。
Cしたがって、私たちの行動を究極的に形成するのは、情動的な評価であって理屈による評価でない。
Dまた精神を機械になぞらえるアナロジーはすべて不適切である。
 →私たちを人間にしているのは理性よりも情動である。

外界についての視覚体験をもたらしてくれる視覚システムは、動きを誘導するシステムとは同じではない。(二つの視覚システム)

(ニューロンネットワーク)×(液性伝達)*神経伝達物質のニューロン以外の伝達経路(細胞外空隙)
神経系の各部がすべて辺縁系の構成要素を含んでいる。→辺縁系が、人間の神経系における情動の核を形成している。
多重マッピング 一つの入力がいくつかの出力にリンクする。

「あなた」は合理的なしこうや言語を通して学ぶより、もっと多くを知っている。ただし自分がそれを知っていることに気づかない見込みがきわめて高い。(内的知識)
私たちには自己意識がアクセスできない部分がある。自己意識は本当の自分の氷山の一角に過ぎない。



「あなた」という感覚はおそらく脳が仕掛ける最も見事なトリックということになる。脳はどういうわけか”意識的な自己”が自分の動きを支配しているいう幻覚をつくりだす.ところが本物の支配権は潜在意識が握っているのである。 −意識は潜在意識の産物なのだ。

あなたとはあなたの脳である。心は脳の機能である。心脳一元論

心や自我も不変の同一性を孕むように見えるが、実体である必然性はない。脳はその機能として延長を持たない実体を構想するらしいと考えればよい。

感情 満足・怒り・恐怖・嫌悪・不安・驚き/情動 喜び・怒り・悲しみ・驚き・恐れ・嫌悪/本能 運堂欲・食欲・愛情欲・好奇心・覚醒度
表情とそれに対応する六つの基本的感情(驚き・不安・怒り・喜び・嫌悪・悲しみ)

脳を完全にモデル化するには、体のモデルを作らなければならない。
認識のための状況を作るのは脳自身に他ならない。
真の脳は肉体なのである

感覚や感情のような意識的な経験は、進化の歴史において生物学的器官である脳の中に生成されるようになった幻想以外の何物でもない。

生物学的現実とは動物のそれぞれの種の脳が作ることのできる特定の外部世界の表現である。

意識とは脳内に座する肉体の統治者である。

活動電位 2m秒以下(PET・MRI秒単位 MEG m秒単位)

脳内化学物質 ドーパミン      多幸感 
       セレトニン      自信(幸せの物質)
       アセチルコリン    学習・記憶
       ノルアドレナリン   活力
       エンケファリン&エンドルフィン 脳内麻酔薬
1950年代 ノルアドレナリン・ドーパミン・セレトニン
1960年代 アミノ酸(GABA)
1970年代 ペプチド(アミノ酸の鎖)
1980年代 酸化窒素NO

小脳−大脳基底核−大脳皮質
・パーキンソン病 ドーパミン・レドーパ(黒質)・アルツハイマー病 アセチルコリン(前脳基底部)
 −神経変性疾患 60歳以上 パーキンソン病1% アルツハイマー病5%

(後世的因子)NGF(神経成長因子)-蛋白質
(ニューロン作用)@軸索と樹状突起の成長を助ける。Aニューロンの自殺を防ぐ作用(アポトーシス)
性ホルモン エストロゲン、テストステロン(ステロイドホルモン)

100万個の遺伝子/100兆個のニューロン結合 −単一遺伝子プログラミング

サイコパス 反社会的人格障害 

ブレイン・マッピング 地球儀を幾ら眺めても天国と地獄はわからない。
「心の地図」 把握可能空間(数種類の組み合わせ)と個人空間(文化的影響)

脳は真空を嫌う
意識に情報が足りないと、自分の選択をもっともらしいが実際に存在しない差異によって正当化する。
脳は情報がどれだけ乏しくても、物事を説明し、正当化し、納得したいという抑えがたい欲望を持っている。

基本感情  ・嫌悪 恐怖 怒り 親が子に抱く愛 ・悲しみ 満足 嫌悪 怒り 恐怖
→扁桃体の生き残り戦略 逃避(恐怖から) 闘争(怒りから) 懐柔 

感情の本質は感覚ではなく、危険から遠ざかり、利益になるものに近づこうとする生き残りのメカニズム。
→感情はまわりの人間に影響を与え、思い通りに動かす為に存在している。

意識は精神の一部である。フロイト
意識は、ある心の一人称の経験であり、人格化された脳である。

衝動-報酬 安心回路
報酬不全症候群−摂食障害 強迫神経障害(買い物・ギャンブル) 薬物・アルコール依存症 (4人に1人)

記憶とは必ず同じパターンで活性化するニューロン集団のことである。

(1)脳は、ミニブレインが集まって働いているのでなく、脳の領域がいくつか集まって、いろいろな機能を同時に並行処理している。
(2)脳内の全ての機能は興奮と抑制から生じる。
 →神経調節/ニューロンの反応にある傾向をもたせるという概念(トランスミッター化学物質)

目に見える光景とは視覚と想像力の接点にある。−見えるものと見えるものに対する意味づけ
視覚Aシステム 運動Bシステム @色彩A形状 
視覚システムは網膜から皮質にいたる一方通行の道ではない。両眼からの情報1個に対し脳からは10個

想像−現実 脳の同一領域を使う 「想像は逆戻りする視覚だ」逆投射

暗黙の記憶(手続きの記憶)/明示の記憶(できごとの記憶)(エピソード記憶)
事実 ←−−−−−−−−−−−−→ できごと
     時間的・空間的要素
・エピソード記憶(時間/場所)海馬 ・事実記憶(意味記憶)側頭皮質

記憶は心の礎石である。

思考に関与する大脳皮質はわりあい若く、外の世界を見て生き残りを図ろうとする古い領域に比べると、思いこんだら頑固である。

脳が脳のことを知っているのは、脳が知られる以前からわかっていた。 養老 孟
知識社会のフレーム 世界知 共同知(community knowiedge) 個別知

逸脱や例外を扱う病理学の対象から、構造を扱う常態の学の対象へと転換。


社会脳仮説 進化心理学 R・ダンバー 1993

領域固有的な心−適応的な心的モジュール 1994、ピンカー

排除/抑圧 意識的な表象の中に現れない事実を説明する2種類の心の操作
抑圧というのは心の中の表象として記述されるのだけれども、そのうえで記述したことを無意識のほうに押しやるという操作。排除は記述すら起こらない。

無意識の記憶には「時間がない」 フロイト

感覚的クオリア、志向的クオリアの区別が、自己の「内」と「外」、過去・現在・未来という空間的および時間的な位相構造を支えている。
*クオリア:主観的体験の中に感じられるさまざまな質感を指す。
→脳は「現在」「自分の外」にあるもののみが表象されるようなニューロンのネットワークのメカニズムを持っている。

表象は外部を「再現」しているのではなく、脳の中のニューロン活動によって自律的に作り出され、「私の前に置かれた」ものである。

神経心理学:脳内ニューロン活動と心的状態の間の関係を探る学問

【心の理論】Theory of Mind ToM 人間の共感する能力   
 他者の意図を理解する能力。他人が何かを信じることが理解できる。
 →転位 時間的・空間的に離れたことを話すことが出来る。
 自分自身の心の中に他者の心を表示する能力のあるものは、「心の理論」を持つと言える。
 −この欠損を「心盲」と呼ばれ、自閉症の主要な徴候である。

「志向意識水準」の次元
水準0.機械・コンピューター 
  1.我思う、故に我あり。デカルト
  2.私は、あなたが何かを思っていると、思う。
  3.私は、私が何かを思っていると、あなたが思っていると、思う。
  4.私は、あなたが何かを思っていると、私が思っていると、あなたが思っていると、思う。
    →無限回帰    
8次の「志向意識水準」の言葉
@あなたは我々の大半はおよそ5・6次元の志向意識水準しか追えないことを私に説明したいのだと
A私が思っていることをBあなたが認識しているとC私が言っているのかどうか
Dあなたがはっきり分かるのはあなたにとってどれだけ難しいかE私が気がついているかどうか
Fあなたが疑問に思っているとG私は推測する。

「哲学者ダン・デネット」
本当に飛躍的な進歩は完全に発達した3次の心の理論によって実在しない誰かが心の理論によって、実在しない誰かが特定の状況に対してどう反応するか我々が想像できるようになった時点だ。 →文学の創造


言 語】-音と意味をつなぐ仕組み

「音声や文字、あるいは手話の動作を媒介とした記号の体系」
 特徴 @(時空)超越性A創造性B恣意性C構造を持つ。

時間の経過によって言語が自然に変化する速さは、およそ6000年後には共通の語を一つも確認できないと思われるほど速い。
【言語の死】現生言語6000→(第一言語でない)3000→(10万人以下)2400→残600 90%の死
      (哺乳類 10% 鳥類 5%)
「多種多様で興味深い知的財産、人間の知的努力の測りしれぬ価値を持った産物の取り返しのつかない損失」

「言語の特徴」@自然言語はあいまいさに満ちている。A文の複雑さには上限がない。B文法は変わりやすい。

1.言語知識の内容はどのようなものか
 1)辞書部門 2)統語部門 3)音韻部門 4)意味部門
2.言語知識はどのように獲得されるのか
   −普遍文法
3.言語知識はどのように使用されるのか
  言語理解/言語産出

言語研究の対象を「言語表現」から「言語知識(心的表示)」へ −E言語からI言語へ

記述的妥当性/説明的妥当性

極小モデル

人は人の言葉しか理解しえない

言語の二重性 1.使用されるべき体系 2.貯えられ記憶されなければならない
言語構造(そのシステム)と言語処理(日常的な言語の使用)のあいだの緊張関係

言語と言語使用者は「対等」なのであろうか
1.全ての言語は対等なのか
2.言語を使う上で全ての人間は対等なのか

言語というものは、要請に応えて自己調節を行うのが、どんな人工体系にくらべても、はるかに上手なのだ。

言葉遣いと言語の本質とは無関係。

言語進化の主要公理
1.無からは何も生じない。2.多産が通例である。3.変化は唯一方向的である。4.同一物の増殖

人間精神の二つの重要な側面
1.人間精神の柔軟性 2.結論に飛びつこうとする側面
 /論理的な演繹は我々のあまり得意な技ではない。/再構築≒跳躍

文化の非言語的次元は全て自然言語に類する仕方で組織されている。リーチ;1976

言語の下位区分
1.音韻論(音のパターン) 2.統語論(語の組織的結びつき) 3.意味論(語の意味)
 −語彙目録(辞書)は全部の部門に付属  *形態論(単語内部の構成)は統語論の一部

【機能言語学】 【学習】

ブローカー領 (産出) 1.音の産出 2.順序立て 3.条件 4.単語間の連想
 *他領域間の連絡のほうが重要 メッセンジャー
ウェルニッケ領(受容) 


@音声コミュニケーション A世界の認知 意味性(セマンティックス)/文法(シンタックス)

判断 主語に述語を結びつける × 主語は常に述語によって指示される 包摂

言説は「現実」を反映するのではなく,それ自体が(身体性)を持った現実的な制度として作動している。

社会言語学 【学習】

等価性と差異 ラング(言語体系)×パロール(言語運用)

孤立語→→膠着語→→屈折語 (?)

言語論的転回 ソシュール以降の言語学=記号論の展開の中から、構造主義を経てポスト構造主義と呼ばれる思潮の中で、広く共有されるに至った認識論的立場。 事物や意味が所与として存在してそれに記号が付与されるのではなく、記号が先行して意味内容を構築するとする、認識論的パラダイムの転換をもたらした。  主体もまた言語実践の効果にほかならないとする徹底した自己言及性で、ポストモダニズムの核心のひとつとなった。

言語とは、概念思考系と感覚運動系を「最適な形」で結びつけている”計算システム”である。
従って言語機能が持つ諸特性は、言語が仲介する二つの認知システムからの「要請」によるものか、あるいは、言語機能に「埋め込まれている」最適性の帰結であるかのどちらかである。−極小主義

二項対立的にコード化された文字は音声の影にすぎない。 意味・発音・表記 
【考察】

語彙統計学と言語年代学の信頼性? ・系統樹モデル ・言語圏モデル

時枝文法,「象は鼻が長い」話


ノストラチック(大語族)−スーパーファミリー
 インド=ヨーロッパ語 /その他のヨーロッパ語群(バスク、ウラル語)
 アジア語群(北アフリカ近東セム系語群、チェルク・モンゴル語を含むアルタイ言語、インド南部のエレモ=ドラビダ語
四大語族
1.デネ=カフカス諸語    アジアおよび北アメリカの北極圏の諸語
2.アメリカインディアン語  カナダの南・北アメリカ大陸の原住民語の殆ど
3.オーストラリア祖語
4.オーストロ・アジア語   東南アジア諸語
*サハラ以南のアフリカ
1.コイサン語族       アフリカ南部のブッシュマンおよび近縁の部族
2.ニジェール=コルドファン語 西部・中央アフリカの大半を占めているバンツー諸語
3.ナイル=サハラ語族     サハラ砂漠南部周縁の、大規模に遊動する部族の諸語

シュメール/楔形文字 BC2-3千年 漢字 BC1千数百年(商王朝時代)

男女集団比較
(女)・言語作業をすると、男性より得点が高い ・男性より言語発達が速い。・発達不全失語症になるリスクが小さい。
   ・社会的な判断、共感、協力に関するテストをすると、男性より得点が高い。組み合わせを作るのが得意。
   ・アイデアを出すテストをすると、得点が高い。
(男)・数学的な推論作業は、女性より得点が高い。・人物と背景を区別するテストで得点が高い。
   ・物体を頭の中で回転させるのが得意。・目標に命中させるのが得意。

(言語を通じて)女性がネットワークづくりに従事しているのに対して、男性は宣伝に従事している。

言語は情報伝達より、社会的役割−社会的絆の維持・他者への影響力行使−を果たすのが得意

言語研究の主要三領域
1.言語学   文法構造への関心が主流
2.社会言語学 性及び社会階級が、我々の使用する言葉・その発音のしかたにどう影響しているかに関心
3.言語の神経生物学 我々が話をしたり、理解したりするようにしている脳の構造に関心
 *傍流 言語考古学 言語史そして方言が成立する過程

機能/起源 なぜ我々がそれを持っているのか  →言語は「付帯現象」 生物学的プロセスの副産物 

ソシュール :ラング(体系)/パロール(実体)   コセリウ :体系/規範/実現体
規範 体系のさしだす潜在的な可能性を積極的な現実に変換する役割/「型」と表象

BC3x00−3000 シュメール文字→BC2200インダス文字 BC3000エジプト文字(完成形で出現)BC1300漢字

「実体の模倣」−「アイデアの模倣」
キリル文字9C ギリシア文字+ヘブライ文字
最初のアルファベット BC2000-1000 シリア、シナイ半島 
セム語アルファベット→@初期アラビア文字−エチオピア Aアラム語(ペルシア帝国)-アラビア・ヘブライ・インド・東南アジア
 アラム語→BC8C フェニキア、ギリシャーエトルリア−BC7Cローマ

インド・ヨーロッパ語 BC6000−4000 西ヨーロッパ

統合能力 →「幼態保持」ネオテニー  新生児大人の脳の1/4の重さ

1.音声産出 2.音声受容 3.音声組織 4.音声解釈

命名意欲!!!! 生後18ヶ月の「爆発的命名」

言語の発生説 「ワンワン説」「ブーブー説」「ヨッコラショ説」?
言語の起源  「手品のウサギ(急激な発達)」説 「カタツムリの塀登り(長期)」説
言語間の差異 「アーミーナイフ(固定回路)」説 「マギー小母さんの薬(可変回路)」説
 動物の行動の多くは、生まれと育ちの混合物。
 言語は脳/精神の内部に、それ自身特定化された回路を持つ。
言語「ピョコン仮説」 脳の発達の結果、言語が生まれた。?
 →存在物適応 複雑な構造が単純な目的に利用されるのであって、その逆はない。
「バイオプログラム」説      単純から精密
「スパゲティ・ジャンクション」説 ゴタゴタから余分を除去 

母音の総数 3−46 平均8.7 子音の総数 6−95 平均22.8 
*母音 (i)高位前舌母音 (u)高位後舌母音 (a)−−− デフォルト
 子音 (p)(b)(m) → (d)(t)(s) → (k)(g) [人間だけ]
 リズム / イントネーション(メロディー)/ 音調 (音の高低) 
  →言葉のメロディーと感情的ニュアンス 脳の右半球

言語的普遍 (1)独立度 @含意的 XならばY  A無制約 Zはどの言語にも起こる
      (2)確定度 @絶対的 言語は必ず− A統計的 言語は−

屈折語 − 総合的  膠着語 − 分析的

言語学←→文献学

「文字から自由になって、言葉を変える。言語は変化し発展する。」

「観点に先立って対象が存在するのではなく、観点が対象を作り出すのだ。ソシュール

「ーヲ」と示す形がない英語には・・・

フランス語 <R> 舌先震え →ノドチンコ震え 17C

言語 体系/規範

言語に単性生殖は存在しない。

言語の理解の方が表出よりも先に起こる。

行動主義心理学−刺激と反応 →「意識」「記憶」排除-内的メカニズムの排除

言語獲得三つの謎 @決定不能の謎 A不完全性の謎 B否定証拠の謎

言語 「形式」「内容」←→「文法」「意味」
文法は離散的(0か1のいずれかしかとらない)である。

意味論の本質的な問題は「心の理論」に帰着する。

言語の三要素 統語論・意味論・音韻論
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[生成文法*の基本的問題群]
*言語-人間が(主に)心/脳(mind/brain)の内に持っている言語能力(linguistic competnce)
@言語の知識
A言語(の知識)の獲得
B言語の使用
C言語の脳科学的基礎
D言語の進化・(系統)発生

一次言語データ→[人間の脳]→言語知識 ⇒ 一次言語データ→[言語機能(心的器官)]→言語知識

言語機能 言語以外の目的のために用いられるかもしれない様々の要素およびメカニズムを纏め上げて、全体として言語専用の認知システムとして機能している心的器官(言語機能の自立性に対する「弱い」解釈)

*「離散無限」べノアの公理−ある基本的な要素に基本的演算を繰り返し施すことによって、無限の生成力を持つこと。
*数機能は何か別の認知能力の副産物?←言語機能(無限離散力を持つ)?

「記述的妥当性」「説明的妥当性」⇒「言語機能に関する説明理論」
*極小主義テーゼ「言語とは、概念-思考系と感覚-運動系を”最適な形で”結びつけている計算システムである。」
 →言語機能が持つ諸特性は 推理1:言語が仲介する二つの認知システム(概念-思考系と感覚-運動系)からの「要請」推理2:言語機能に「埋め込まれている」最適性の帰結。(しかないのか?)
*極小主義の強いテーゼ:二要因(連結している認知システムによって課される要請及び有機体の一般理論によって決定される諸条件)以外に、言語機能独自の特性として別規定しなくてはならない特性はほとんど存在しない。

・記述的妥当性(descriptive adequacy)・説明的妥当性(explanatory adequacy)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
社会言語学 −言語とは軍隊を持つ方言である。

【手話】
@手型(handshape)A位置(location)B動作(movement)C方向(orientation)+表情、視線、指差

○図像的(iconic)○指示的(indexical)
 →音声言語が恣意的な記号であるのと同じく手話のサインも恣意的である。(手話が言語である証)

日本手話/日本語対応手話

【日本語】
欧文直訳体による変容(漢文訓読体) 句読点/無生物を主語とする文の場合に、動詞の受身形を使用/抽象名詞・非人称名詞を主語とする文章/主語を明示して述語を対応させる/進行形(〜しつつある)/関係詞の訳(〜するところの)(〜としての)/指示代名詞がその後のことを指す表現/(要するに)(かのように)(〜にもかかわらず)(〜するにはあまりに)(〜するやいなや)などの慣用表現

言文一致?−速記本の成功


【イスラム】

マホメット」なくして「シャルルマーニュ」なし →「古代地中海世界」を解体して「西ヨーロッパ世界」へ アンリ・ピレンヌ 

アッバース朝(750-1258) 日本「ワクワク」新羅「シーラ」

千夜一夜物語 シェハラザード(イラン系)/アリババ(アラブ系)/シンドバッド(インド系)

カーディー(イスラム法裁判官)の決定の依拠しているものは論理的一貫性でなく、文化的一貫性である。
弁護士を必要としない裁判(専門の証人×一般の証人)→法的実証主義の極により近い。

・官僚制×家産性 ・形式的合理性×実体的合理性

@家族法(結婚、離婚、家族の扶養)、相続法、ワクフ(寄進)関係法 A契約法、債権・債務関係法 B刑法、税法、国家構成法(憲法)、戦争法

イスラム理念の核 −権力「公正」 宗教「社会福祉」 *上は神の意図←(ウラマー)→下は地域の共同体

「イスラム社会の秩序様式」
西欧・日本の共同体内倫理に立脚した閉鎖的農耕社会とはまったく異質な、共同体間倫理に立脚した開放的商業社会。

イスラムには中央に権威づけられた教義としての「正統」(オーソドクシー)は存在せず、あるのは信仰の観点からみた「正しい実践」(オーソプラクシス)のみである。

@ムハンメドの死後ウンマ(イスラム共同体)の指導者としての地位の継承は認めたものの、宗教的権威は後継者(カリフ)に認めなかった。
 →聖法学者(ウラマー)が聖法(シャリアー)の解釈をおこなった。(カリフと同様宗教的権威はもたず)
Aウンマの統一性の危機後政治単位(ダウラ)と(ウンマ)の分離 →ウンマという理念はウラマーによって担われていく。

イスラーム世界の文明は、その<実在>が<不在>によって証明される。
ムスリムたるものはイスラームの市民であり、国境を越えてどこにでも移動漂泊しえるという共同体的性格
 −囲い込みは民族国家の形態が外からもたらされた結果であり、この無国籍性人々の社会生活に色濃い影響を与えている。

オスマン帝国 1453-1623 48人の宰相
トルコ人(チェルケス人1人含む)5人 10人不明  33人(キリスト教→イスラム教)ギリシャ人6人アルバニア・ユーゴ人10人 アルメニア人1人 イタリア人1人 グルジア人1人 
オスマン帝国−単一の指揮系統の下に280の領州を束ね、その版図は中部ヨーロッパから南アラビアにまで及び、一貫して効率の良い徴税機構に支えられ、装備十分な大軍を戦場に送ることが出来た。




【宗教・神話】
至高神は像の形で表さない。足跡、菩提樹(シャカ) 仏像←ヘレニズム   *イスラム・キリスト 神そのものは表さない。

「神は生みもせず生まれもせず・・・・・」コーラン →神の超越性がキリスト教のような「父子」の系譜とは無縁。
/キリスト教にはその起源から「神の死」が書き込まれている・・・。/「神が死ぬ」というキリスト教の論理
*「神の死」は同時に「人間の死」だ。ニーチェ 

あの世から人が戻ってくると考えること、そしてその考えを受け入れることは、おそらくその社会に死を絶対的に引き受ける権威や審級がないことと関係している。
−楽園追放の経験として、堕罪の時間としての世俗の不幸な時間、死はそれからの解放。
−肉体は罪、肉体の滅びによって魂ははじめて救済。霊肉二元論

神は祭りの期間だけ村里を訪れて、終わると神の世界に帰って行く。
ヤシロ、モリ(祭場)−神を迎えるための清浄な場で
@聖域に神の降臨する神木(ひもろぎ)磐座とかがあるだけA聖域に神の宿りの施設(臨時祭場)B神殿(オハケ)(ホコラ)−神社*本殿のない神社、神殿、ヤヨイ

日本の仏教 「日本仏教」という呪術体系

法華経−超越的なものの世俗への内在ということ
日蓮宗 不受不施派、悲田派、富士門徒、三起派、蓮華往生

神仏+陰陽道/シラ(再生)−スジ(継続) トキ−アイダ(時間)


歴 史
記憶は現在における過去の再構築

歴史そのものの自己言及性】
−「歴史」とはそれを見据えようとするときにはすでにその中に、つまり「歴史」が語るものしか見えないような特異な対象なのである。
−「歴史」は言語的秩序にも似て、われわれ自身の作り出したものというより、むしろわれわれがそれによって作られるもの・・・、われわれに先立って存在し、それに身体をあわせることによってわれわれ自身が形成されるそんな世界の了解の場のようなものだ。
−ひとは「歴史的世界内存在」である。 ハイデガー

【歴史学の変容】
・社会学から人類学へ 
・フーコー/ポストモダン−[言語論的転回] 
・女性史、ジェンダー史、文化史の台頭、帝国史の再構成 
・因果関係の探求から意味の探求−説明から理解へ

【HISTORY】
@歴史/物語(=story)A過去の出来事やその経過を示すと同時に、その出来事の叙述をも指している。
−歴史とは過去の出来事の叙述/語られる/書かれる 
−歴史叙述学 歴史はあるタイプの「物語」である。事実と実証的論理で証明することの不可能性←ある民族・国家の規範的物語
「歴史修正主義」
歴史の物語性を盾にとって、その真理性を宙吊りにし、その上で恣意的な語りを規範的に流通させようとする。
−事実であることを主張する「歴史」の真の対決者は、虚構の物語ではなく「神話」である。

・歴史への問い
・歴史を 問う(実証主義=俗流科学主義の歴史認識論を根本から再検討)

物語として共有される歴史が、あらたな現実の物語をつむぎだしてゆく。


アナール−時系列の歴史学・数量経済学
 ×ミクロ「歴史学」イタリア ギンズブルク
 ×「言語論的転回」歴史を虚構と現実に股を架けた言説と捉える。→歴史を文学のジャンルへ(叩き込め!)


近代以降「原因」の説明は二分化 自然界は科学的思考が、人間世界の出来事や来歴は「歴史」が説明←神話から説明の強奪
歴史は(いかに)から(なぜ)へ

「神話」はそれ自体が実証的な証明を超えた「真理」としての位置を占める。←神話は検証を排除する(から神話)
ものが書き記されたときに神々の時代は終わる。

過去の事象としての歴史があったから「歴史」が記述されるのではなく「歴史」が書かれることによって遡及的に事実としての値=歴史が設定される。(歴史の二重設定)

時間的筒所のうちに現在を定位する。←「現在」が「だれか???」

歴史記述なしに歴史は存在しない。ヘーゲル

歴史とは「現在における過去の絶えざる再構築である。」  歴史が過去にあった事実をありのままに語り伝えることだというナイーブな歴史観は、もはや不可能になった だがここでもつねに問題なのは誰にとっての「歴史か」という問いである。

「歴史」とは、その主人公(あるいはその主体)が誰だあるか、どんな人物(ないし共同体)であるかを語りだす物語なのだ。
「物語」は行為の誰かという問いに応ずるものだ。ポール・リタール「時間と物語V」

「歴史」はつねに事後的に書かれ、そうして書かれることによって、過去がはじめてすでに起こったこととして設定される。

「歴史」には二重の意味がある。ひとつは書かれたものとしての歴史であり、もうひとつはそこに書かれた(過去の-岩)出来事だ。
その一方で「歴史」は記述されたときにはじめて成立する。−二重性・パラドクス・自己言及性

歴史の歪曲は、国民統合には不可欠なこと。エルネスト・ルナン

個人・平等・普遍−伝統・差異・共同体   史料と情報

ばらばらの個人が出来事の連鎖を惹起すると考える狭隘な歴史観の排除。

戦後史のパラダイムチェンジ  小熊英二「単一民族の起源」  山之内靖「システム社会の現代的位相」  西川長夫「国境の越え方」


1921 バクー東方民族会議 反帝国主義プログラム × 1968 文化的覇権の破棄の始まり

近代歴史学(19世紀実証主義史学) それ自体が歴史学の対象。 岩

ヨーロッパは歴史家を発明し、そして彼らを巧妙に利用して、自らの利益を増進させてきた。F・ブローデル

覇権国家 1.オランダ 1625〜1675 2.イギリス 1815〜1873 3.アメリカ 1945〜1967

資本主義 進歩的ブルジュワジーが反動的地主階級を打倒
 →古いシステムが崩壊したために自らブルジュワジーに変身していった地主貴族によって生み出された。
 →ブルジュワ革命などそもそも存在しなかった。

小規模血縁集団   X0人    移動         血縁 公共建築物ナシ
部族社会      X00人    定住(1)      n(血縁)      ナシ
首長社会     X000人    村落(1+)   階級・地縁   ナシ→アリ

予言−事後の視点を事前において先取りする。 歴史−それの時間軸のスライド

歴史は現在によって支配されている。
歴史は永遠なる「現在の知識」である
それぞれの時代が歴史的過去についての表象を心性の中につくりだす。

近代人には、新聞が朝の礼拝の代わりになった。−マス・セレモニ− ヘーゲル

歴史の3種類の時間【考察】
短期 事件史 出来事の歴史(エピソード史)
中期 変動局面史
長期 構造史
(事件は塵である ブローデル)

(フランス)の歴史などない。存在するのは(ヨーロッパ)の歴史だけだ。 マルク・ブロック

過去を並べあげることで歴史を再構成できると考えてはならない。
過去のある出来事を歴史上に復元できたからといって、その真理を把握できるわけではない。

歴史学は「国民的主体」としての我々を他者から区別して立ち上げるための近代国民国家の想像の産物。      

歴史家は前衛の後衛を形成している。 「ロラン・バルト」

歴史発展についての内部的要因(国家主義・農本主義)×外部的要因
内部要因説は自生的、通時的成長を重視して発展段階説をかたむくが、世界システム論はこれを批判して共時的連関を強調し、国際政治と国際分業の階層構造に注目


【人口統計数字】
(フランス) 1320.1700万 1440.900万 1550-1715.1700万 ラ・ロシェル・モンフェラ 1627-28.ペスト100万

所得水準 (英)1700 150or190$ (米)1710 250or290$ (仏)1781-1790 170or200$
     (印)1800 160or210$ 1900 140or180$ (日)1750 160$ (中国)1800 228$ 1860 204$
     (西欧)1800 213$ (北米) 1800 260$

【小氷河期】1300-1850 @1350年前後 A1500年をはさむ100年 B1650年以後70年

歴史−内と外を再定義−→ネーションという新たな空間の強化
→異種混交性(ヘトロジニアス)は過去もしくは外国という他者としての再定義(時間・空間)

歴史的事実は構成されるものであり、史料は純粋無垢ではない。→歴史的知の構成における操作手法。

歴史的事実という観念批判 → 「歴史的諸現実」の再認識
「政治史」「経済史」「社会経済史」「文化史」・・・
 →《表象の歴史》 「イデオロギー」の歴史 「想像力」の歴史 「象徴体系」の歴史 
  《精神分析学的》歴史 →歴史理論、歴史の歴史、 *気候の歴史→自然の歴史

「起源」という受動的観念のかわりに「生成」というダイナミックな観念への移行

過去/現在 ←→ 事件史的区別

「過ぎ去ったものの現在、今あるものの現在、未来にあるものの現在」 アウグスティヌス
「子供にとって『時間を理解する』ことは現在からの解放を意味している。」 ピアジュ

あるがままの事実? とんでもない。[事実とは]歴史家によって創造されたものなのです。−事実を組み立てる、それは構築することです。あえて申せば疑問に対して答えをだすことなのです。そして疑問がないのならば虚無しかないのです。−歴史的事実は問題史の中にしか存在しない  リュシアン・フェーブル 1933

キリスト教は歴史家の宗教である。? 歴史の三定点

歴史叙述が死んだのは、大文字の歴史という記号が、今日では事実よりはむしろ知性の働きを意味するようになっているからだ。ロラン・バルト

歴史における証明は、証明である以上に評価なのである。

二度みることのできないものは学問の対象ではない。−アリストテレス 仏革命以後

歴史は社会学や人類学と同様法則の消費者であってその生産者でない。 W・C・ランシマン


世 界 史
世界史とは「世界の歴史」ではない。
→世界として歴史を語り始める事を可能にした一つの文明の運動。グローバルな現実を作り出したヨーロッパ近代のプロジェクトの名である。
−五世紀にわたった鉛管を閉じようとする文明の運動原理は?  −「西洋的歴史」とは?  −西洋的普遍の特殊性
(冷戦40年、ソ連70年、産業主義的近代200年、西洋の世界化500年)

近代歴史学とは国民国家形成期の文化的所産である。
国民国家を形成した民族の歴史によって構成されていた世界史。

「一国史観」「単線的発展説」?

「文明」とは現在の立場からする共通遺産の確認にすぎない。ウォーラーステイン
 →「世界史」から「文明」「民族」「国家」の排除 岩
 →「ネットワーク論」 「都市」と「都市」 BC3000都市革命  地域連関史「ヨーロッパ」「中東」「インド」「極東」 
「ミニシステム」「世界帝国」「世界経済」 ネットワーク帝国*
*アッシリア・アケメネス朝ペルシア・パルティア・ササン朝ペルシア・南アジアのウマイア王朝・東アジアの秦漢帝国・地中海世界ローマ帝国

英国(選挙時信仰する宗教報告) 1985.キリスト教徒700万人(内国教会200万人)−国教会で洗礼を受けた人2500万人

●14Cの特徴 ヴェネチュアの商人 フィレンツェの公証人 ジェノヴァの複式簿記
●太陽暦 BC4241年 エジプト 恒星年発見    ●貨幣 価値のポータブル化 BC7C


19C初頭 死産率78/1000 乳児死亡率178/1000 2−5才死亡率20-25% 6才前死亡率7/10 「7才までは神のうち」

1820年代 中国・インド・東南アジア・朝鮮・日本 世界総所得 58%
1940年   西ヨーロッパ・英国4旧植民地 56% アジア 19%   1992年 アジア37% 2025年  

19世紀 植民地主義とオペラと小説の時代 20世紀 ファシズムと精神分析と映画の時代

【暦】 西暦=キリスト教暦
「世界史」の西暦と呼ばれる「キリスト教暦」は時間の指標であり・・、現在の「世界性」と「歴史的現在」とがヨーロッパの「世界化」運動によって形成されたことを示す言わば"登録商標"なのである。
創世紀元:ユダヤ人(ヨセフス)→キリスト教徒も踏襲、イエス誕生5199年 /ディオニシウス暦:イングランド教会ゲルマン布教/シャルルマーニュ採用、創世紀元とキリスト紀元両記/ギリシア:オリンピアード暦4年ごと/エジプト・バビロニア:王治世ごとの年数(現在の日本)/ローマ:創設以来(BC753)の年数/
 −創世紀元 中国との交流以降、中国の歴史の記述の古さに苦慮

ヨーロッパはたび重なる移民と征服によって生じた言語や文化の交錯や重複化を抱える「起源」のない地域である−自分が誰かという問いが必要。
カトリックヨーロッパの自己主張を行動に移したのが十字軍。目的は果たせず古代ギリシアを発見。現代において十字軍の目的達成。
−目的論的プロセスの中にある各時代の出来事。  −唯一神の普遍性によってどこでも適用可能。
−世俗的国家そのものがヨーロッパにおいて宗教の代替物。
あらゆる歴史はキリスト教暦をもって測られるヨーロッパの【世界史】のなかに包み込まれる。

現代−ヨーロッパ自身がはじめて自覚的に「地域化」してゆくというEUの動き。
ヨーロッパを構成する諸国家が始原的なものであるのでなく、かえって最初にヨーロッパがあり諸国家はこのヨーロッパから派生したものである。
 【考察】ヨーロッパは中世に始まる。革新の12世紀。

ヨーロッパ支配から免れるためのに「近代化」→ヨーロッパからの自立の方途がヨーロッパ化しかありえないという近代のアイロニー
→ヨーロッパの世界化は世界のヨーロッパ化として完成
「ヨーロッパ」だけが歴史上唯一の文明的主体として「絶対」と「普遍」を演じてきた。
ヨーロッパだけがみずからをのみならず、世界のあらゆる地域を命名。
同化する外部をもつ間は、ヨーロッパは有限な、したがって固有性をもつものでありえた。→すべてがヨーロッパ化されたら?
 →「終わった歴史」とは歴史一般でなく、西洋を主体とする世界化の歴史−−?

ペルシャ伝来の独特の時間概念 (ユダヤ教を通じて地中海世界に伝えられキリスト教によって決定的に広まることになる終末論的時間)
時空に始まりと、とりわけ「終わり」を想定→この世の出来事の流れに目指すべき「目的」がある。−時間はそれ自身ある「目的」へと向かう運動。

ギリシャ古代経済−農業・戦争・宗教→商業(資金・銀行・神殿/国有/個人) *(ギリシャ・ポリス-官僚機構なし)

東西ゴート人・ブルグンド人 スカンディナヴィア出自神話を持つ「古いエトノス}
フランク・アレマン・バイエルン 「新しいエトノス」※フランク:クロヴィスから三代しか系譜を辿れない。
→エトノス帰属の客観的基準を習俗・衣装・武器に。

ハイチ島 1492年700-800万人 4年後半減 50年後200人 

9C/年120−150屯の銀生産額(1500年の総生産の2.2倍) ホラーサン地方バンジャヒール銀山/タシケント30屯/年 金-スーダン
10C銀飢饉→小切手/銀行の発達−モロッコで現金化 (琥珀−エストニア湾)

銀生産量 15C半 年30-50屯 17C始 50-60屯 メキシコ銀 
ポトシ銀山 1545 アマルガム法1557(適用輸出10倍) マニラ港 1571  1580-1620迄頂点
1530年代 日本銀200トン 1570年代 日本銀30-50トン (マニラ-中国)300トン 1551 長崎
銭から銀/明王朝 銀財政化 1436〜 明代後期から清代後期まで10億両の銀流入

舟山列島 六横島 「双嶼」壊滅 1548 →嘉靖の大倭寇
1523 寧波市舶司廃止 1526 ポルトガル船船員1000人 家屋1000軒 教会2 市政庁舎 医院 1545 王直博多から徒党 1557・1564明水軍攻撃

反ピレンヌ論 イスラム世界 西-イベリア半島 東-中国 南-北アフリカ 北-スカンジナビア 陸路(カラハン国)
*バグダットと広州 直接銀決済関係 
銭 国家の支払手段として受け入れてくれることが信任の基礎 → 内部貨幣と対外支払いのための貨幣

専制国家における剰余収取の基礎である人格支配、これに基づく独立した小経営からの剰余収取

人口上昇期(西ヨーロッパ) @1100-1350 A1450-1650B1750- (700年来最も冷え込んだあの恐ろしい1690年代)

播種量 BC2350 シュメール・ラガシュ 80倍 古代ローマ伊4倍 ヨーロッパ中世2.3〜5.6倍 現在イラン10倍
    10世紀3倍、12世紀6〜8倍、19世紀12倍、20世紀20倍

近代以前国際商品四品目 木綿・砂糖・生糸・茶 *奴隷・陶器


1ヘクタールあたり (米)735万Cal(麦)150万Cal(畜肉)34万Cal

中国料理 5C イスラム料理 11-12C 西ヨーロッパ 15C(イタリア富裕な都市)
肉消費量(ハンブルグ) 中世末期100kg 18C 60kg 19C初頭 20kg


ヴェネチア 823 聖マルコ アレクサンドリア

所得水準 (英)1700-150or190(米)1710-250or290(仏)1790-170or200(印)1800-160or210、1900-140or180(日)1750-160
       (中国)1800-228,1860-204(西欧)1800-213(北米)1800-260

18C前半 英穀物の大輸出国 18C末 輸入国
穀物価格の低下・徒弟制度・農業サーヴァントの廃止(結婚年齢の低下の原因→人口増大)
19C初頭 ロンドン人口の15%召使 木綿輸出 1800 1/4 1850 1/2

都市化と死亡率の上昇 −農村人口、農村工業人口、都市人口

三位一体金融資本主義 (父なる神)産業資本主義(子なる神)商業資本主義(精霊)金銭資本主義が万物に浸透

〔にしん〕北海・ディエップ・ノルマンディー〔捕鯨〕北極海・サン=ジャン=ド=リュズ・バスク〔タラ〕ニューファンドランド・サンマロ・ブルターニュ

軍港 トゥーロン・ロシュフォール・ブレスト・シェルブール(ルイ16世末期)ロリアン(コルベール時代東インド会社)

奴隷制社会(×奴隷を所有する社会)(人口比率20%以上)
@古典期アテネAローマ時代イタリア(共和制末期〜帝政前半、40%)B植民地時代のブラジルC同じくカリブ諸島D19C前半のアメリカ合衆国南部

BC24C シュメール 播種量76倍 BC21C ラガシュ 幡種量30倍 ※シュメール(ギルス)女性6000人の羊毛工房(不自由民)
メソポタミア人口 BC3000年紀1000万人 9C1000万人 19C初頭100万人

カデシュの戦い BC1286(オロンティス河畔)ヒッタイト(ムワタリ王)VSエジプト(ラムセス2世)
*ヒッタイト「海の民」により滅亡、BC1200頃

資本主義の生産形態 中心[資本・賃労働関係] and 周縁[再版農奴制][奴隷制プランテーション]
*1851年英国:全世界石炭生産量2/3、鉄鉱石1/2産出、海上輸送60%。(金融制度発展)

ヨーロッパ 1500年8千万人/500政体 1789年/350政体 1815年 2億人/50政体
絶対王政 −社団国家


【東亜細亜】

中国での農耕地の商品化 
土地が政治的支配の手段である社会と、商品として自由に取引される社会

兵は刑の一種なり
礼は庶人に下らず、刑は太夫に上らず 「礼記」曲礼

王道に拒夷の道なし


日 本 史
初代神武→闕史8代 十代崇神天皇(4C) 15代応神天皇(実在or?)→仁徳朝 26代継体天皇
文武陵(中尾山古墳)発掘−宮内庁認定ミス

「王」「大王」−キミ、オホキミ 
「天皇」−スメラミコト、スメミマノミコト →テンノウ<ミカド、天子サマ>
<明治憲法まで>「皇上」「聖上」「聖主」「聖躬」「至尊」「至上」「ミカド」「ダイリ」「禁裏」「天子サマ」「帝王」「皇帝」など
(−死後の称号、−天皇) 1875「日露条約−皇帝」 元老院立案「皇帝」

−中国文化圏固有の「王権」の三つの統治的機能 
@官位の叙任権 A作暦権 B元号の制定権

卑弥呼・248?没

「王姓賜与」 643 百済王善光 703 高麗王若光(666高麗副使玄武若光)

720 隼人国守殺害・陸奥大反乱  (713大隅国)隼人斬首捕虜1400人 

藤原仲麻呂(恵美押勝) 天皇制唐風化

659 遣唐使 エミシ帯同

称徳、皇帝を称す。(聖武を聖武皇帝)
781 桓武皇帝を称す(聖武皇帝号) 天帝に対し(嗣天子臣) 高祖に対し(孝子皇帝臣)
対エミシ 延暦八年 5万 十三年 10万 二十年4万
帝国再建−建都・征夷  →帝国の論理の崩壊×王化・天下国土拡大の消滅 

天皇即位−即位儀(印明・念誦)と「大嘗会」

政の要は軍事なり 天武天皇

古語 稲−トシ

天皇制、二度の親政の敗北 @御醍醐天皇A近代天皇制、明治維新 ←古代律令制の復活
*御醍醐以降、天皇不執政ですらなくても生き延び(朝廷の消滅)、かつ廷臣を周囲に配するとは、?。

人臣に接外の交なし

海禁(鎖国)体制下の窓口としての四つの『口』

灰吹法伝播 1533 石見銀山 1526

対中外交 266年絶 →413年再開(147年ぶり)

王家が姓名を使用したのは5Cの倭の五王の時だけ(冊封関係に必要・倭姓)
謎の4C−五胡十六国時代 海外進出

漢風諡号 763年 淡海三船作成
13世紀 御帳 平座 →1909(明治42年)高御座(椅子の復活)

中世は稚児の時代であった。<寺院社会>→童形の聖性至現
摂関期(陽成〜後冷泉)14代、 平均即位16歳、在位十五年五月
(院政〜後醍醐)    23代、 平均即位8歳10月、在位十年 

「皇室」 天叢雲剣 (立太子) 壺切剣 「九条家」 小狐丸 「源家」 重宝髭切の太刀 奥州文寿作 「平家」 小烏丸 
「北条」 鬼丸 奥州宮城郡三の真国作
足利義政 大名物 千利休 名物 小堀遠州 中興名物
鉄砲 浅野幸長 狐筒 毛利秀久 雨夜の手拍子 槍 本多忠勝 蜻蛉切 酒井家 瓶通し 

義経一ノ谷 100km 三昼夜 時速4km

鎌倉新仏教 → 戦国新仏教

打ち毀し3原則 盗まない 殺さない 燃やさない →米騒動まで *暴力御輿の「御町内暴力」

1855(安政大地震後) 百文 一升二合 1865 百文 一合二勺

朝鮮人 6000人

日本の仏教 「日本仏教」という呪術体系

前近代は骨に執着しない。

意識と生命  「タマ」(カゲ)と「イノチ」(イキ) 

「記紀」
@記紀結集当時−陰陽二元論  A中世神道論 −陰陽五行説・大極説
B近世初頭  −儒学の興隆−神僧一致説
 ・神話史実説 「新井白石」・垂加派−天人唯一思想説(宋学の宇宙論的原理)→神秘派−万世一系・天皇現人神論
◎「本居宣長」神話をそのままに世界観に転化 *天照大神は太陽そのもので日本はその天照大神の生まれた所だから。
「万国の元本太宗たる御国」「天壌無窮の神勅に記されてあり・・」(玉くしげ)
「意(ココロ)と事(コト)と言(コトバ)とはみな相称(アイカナ)へる物にして・・すべて意も事も言を以って伝(フ)るものなれば書(フミ)はその記せる言辞(コトバ)ぞ主(ムネ)には有ける」(古事記伝)

水戸学者集団 藤田幽谷(彰考館総裁)(古着屋の息子)→斉昭擁立

皇国 (賀茂真淵)←(本朝、国朝、吾国、本邦、和国、日本) (同時期に「支那」の語通用←中国・中華 蘭学者常用)

1587年 宣教師追放令「日本ハ神国タル処・・・」僧侶の文章

【幕府】水戸学的政治用語 公儀=朝廷 朝廷と幕府×公儀(朝廷)と禁裏(禁中)
順徳天皇(在位1210−1221)から諡号なし、光格天皇(在位1779−1817)で諡号復活(それまでは・・院)
1925年(・・天皇と呼び換え)

幕府・朝廷・天皇・藩 
「御家中」から「藩」へ(荻生徂徠)主君に仕える武者から藩に勤める役人へ/個人的忠誠関係の束から一種の「株」となった「家々」の連合体へ

「御威光」と象徴
@行列(=行軍)「江戸の見物は、一下馬、二相撲、三芝居」
*1776年家冶日光御社参 二十家大名 人足二十三万人・雑兵六十二万人・馬三十万五千頭
A殿中儀礼 大名の主任務「参勤交替」「御目見」謁見の臣従儀礼-大名とは参上し「御目見」する存在。「お三日」一日十五日二十八日「総登場定例日」節句、正月・上巳3/3・端午5/5・嘉祥6/16・七夕7/7・八朔8/1(家康入府の日)・重陽9/9・玄猪10月)民間の祭日と同一の儀礼。正月は兎の吸い物×馬と太刀。(*「お目見」以上 殿様・以下 旦那)
武装集団徳川家の畏怖すべき実力のイメージ。「御武威」「御威光」→明治「宮城」王宮にして城「御内裏様」から「大元帥陛下」へ

幕藩体制 @鎖国制→開国 A石高制→地租改正 B兵農分離→廃藩置県・秩禄処分

楽浪郡他四郡設置(BC108、衛氏朝鮮の滅亡)−AD313年 420年
東夷諸族との中国文明との出会いの帰結は、7C末〜8C初の東アジア3国(新羅、渤海、日本)における「律令国家」体制の成立であった。
−「律令国家」漢字、儒教、仏教(漢訳)、律令+多民族国家(華夷の構造)

五胡十六国(304) 周辺諸民族国家形成、夫余・高句麗・百済・新羅・倭王権 *夫余・高句麗vs鮮卑慕容氏との苛烈な抗争

権力の物語 「外来王」伝説・「放浪と受難の王子」伝説

日清戦争から日露戦争までの10年で GNP1.2倍 戦費7.6倍(増税3億、内外債12億)兵力数4.5倍(110万人)死者42.4倍
 *ボーア戦争戦費23億 1914年から1920年GNP3.5倍

1895年 閔妃暗殺

近世初期輸出品(15C始ー16C中) 金・銀・銅 →銀資源枯渇

享保(1716-1736) 殖産興業

14-5世紀の「小百姓」を含む農民の『家』とその地縁的連合としての村の成立期


○神祇信仰と仏教が密接に関係する形態
(1)神は迷える存在であり、仏の救済を必要とする。  −日本の神を天界の範疇に位置づけ、神社に神宮寺を建て、供養を行う。
(2)神が仏教を守護する。  −護法神 *宇佐八幡・稲荷神社
(3)仏教の影響下に新しい神が考えられるようになる。 −御霊信仰・密教儀礼 /天神信仰/祇園社(牛頭天王)/修験道(蔵王権現-吉野金峰山
(4)神は実は仏が衆生救済のために姿を変えてあらわれたもの。
 −本地垂迹(天台教学-永遠の仏陀[本門]歴史上の仏陀[迹門]) 日吉-釈迦/伊勢-大日/熊野-阿弥陀/新宮-薬師/那智-千手観音
  →密教 仏が菩薩や明王の姿をとる。三輪身

明治:芸能人鑑札制度、国家神道体制→山伏行者民間宗教者の追放


Walter Benjamin 】(1892-1940) 『パサージュ論』
メディアとは、観念の伝達手段ではなく、経験の発生装置である。

この仕事は、引用符なしで引用する術を最高度に発展させねばならない。
その理論はモンタージュの理論ともっとも密接に関係している。

大人たちはだれ一人として、自分たちが集団として夢を見ていることを知らないが、母親の上着の裾につかまりながら、ドレスのスカート部分のギャザーやプリーツの中に顔を埋めた子供は、のちにに成人したあと、それが十九世紀という一つの時代が見続けていた「夢」であったこと、そして、自分こそがその夢の目覚めに立ち会うために送りこまれた「木馬」であったことを認識するだろう。・・・・

子供が(そして、成人した男がおぼろげな記憶の中で)、母親の衣服のすそにしがみついていたときに顔をうずめていたその古い衣服の襞のうちに見いだすもの--これこそが、本書が含んでいなければならないものである。

翻訳という行為があらゆる文化的対話のもとにある。(意味とは根本的に対話論理的である。−バフチン)

われわれの生は歴史的時間の全体を凝縮するだけの力を持った筋肉なのだ。

過去が現在に衝突して、その衝撃の火花によって過去の文脈から分離された事物「細片」を破局の地平で再構成する。−モンタージュ論

「個人・覚醒・外的」←→「集団・夢・内的」

神話とは生における想像力の役割の増大をつねに意味するのである。

なぜ誰もが他人に最新の事件について話すのであろうか。おそらくは死者に対して勝ち誇るためであろう。

歴史的唯物論は時代に現在という爆薬を仕掛ける。(時代内部の均質性を破砕する。)

時間をつぶす(追い払う)のではなく、時間を招き入れなくてはならない。
時間をつぶす(時間を追い出し、はじき出す)者、それは賭博人。彼の全身からは時間がほとばしりでる。
−ちょうどバッテリーが電力をためこむように、時間をためこむ者。それは遊歩者。
最後に第三のタイプ。彼は時間をためこみ形を変えて−期待という形で−再び放出する。それは待つ者である。

探求者、賭博師、遊歩者に共通している自発性はひょっとしたら猟師のそれではなかろうか。
つまり全ての労働の中で無為ともっとも密接に絡み合っている労働のこのもっとも古い形態の持つ自発性なのではなかろうか。

いっさいの明白な解釈を放棄し、ただマテリアルのショッキングなモンタージュによってのみ意味を立ち上がらせること・・・・・

「・・・彼の反主観主義の頂点を飾るものとしてメインワークは引用だけから成り立つものとなるはずであった。」 アドルノ

モードは「近代資本主義」という「集団の夢」の行く末である。
モードは「個人」がつくり出す「覚醒の産物」ではなく、あくまで「集団の夢」に属するものである。
モードは「最新のものが、すでにあった物を媒介として出来上がる。」という本質。
モードも建築も、それが生きられている瞬間の暗闇の中に身を置いており、集団の夢の意識に属している。

*ファッションは、何時も人々に<いつかどこかで出くわしたことがある>と、感じさせるものでなければならない。(吉本隆明)

弁証法的思想家であることは、歴史の風を帆に受けることを意味する。帆は概念である。
しかし思想家にとって帆を自由に操るだけでは十分でない。肝心なのは、帆を立てる技である。

新しいテクノロジーと、アルカイックな象徴との照応関係。

近代的な技術の世界と、神話のアルカイックな象徴の世界の間には照応関係の戯れがある、と言うことを否定できる者がいるとすれば、それは、考えることなくぼんやりものを見ている者ぐらいだ。

現在が過去に対して持つ関係は、純粋に時間的・連続的なものであるが、かってあったものがこの今に対して持つ関係は弁証法的だからである。つまり進行的なものではなく、形象であり、飛躍的である。

われわれの関わっている分野では、認識は稲妻の閃光のようなものでしかない。テクストは稲妻の後から長く続く雷鳴である。

弁証法的な形象のみが真の(つまりアルカイックでない)形象である。そしてこの形象にわれわれが出会う場、それは言語である。

マルクスは経済と文化とのあいだに因果的連関を作り上げた。ここで問題なのは表現の連関なのだ。文化が経済から成立していると言うことではなく、経済が文化の中で表現となっていることこそ叙述の課題である。

歴史的唯物論の基本条項
(1)歴史の自称の認識は救済として行われる。
(2)歴史は形象に解体するいくつもの物語ではない。
(3)弁証法的プロセスが遂行されるときには、私たちはモナドと関わっている。
(4)唯物論的歴史叙述は進歩の概念に対する内在的な批判をともなっている。
(5)歴史的唯異物論を支えているのは経験であり、常識であり、知的機敏さであり、弁証法である。

進歩という概念を克服することおよび「衰亡の時代」という概念を克服することは、同じ事柄の両面にすぎない。

歴史的唯異物論の基本概念は進歩ではない。それはアクチュアリティを呼び起こすことである。

過去のいっぺんが「現在」のアクチュアリティに撃たれるためには、両者の間に連続性があってはならない。

間近に迫りつつある目覚めは、ギリシャ人たちの木馬のように、夢というトロイに置かれている。

資本主義は夢を伴う新たな眠りが、ヨーロッパをおそう一つの自然現象であり、その眠りの中で神話的諸力の再活性化を伴うものであった。

パサージュは外側のない家か廊下である。

「探求する者」にとっては「決して探求の終わりはない。」「賭博師」にとっては「決してもう充分と言うことはない。」「遊歩者」にとっては「必ずまだまだ見るものがある。」
無為は無限に続く欲求を持つべく定められている。その無限性は、どんな者であれ単なる感覚的快楽には基本的にないものである。

(自発性)無為→孤独→感情移入  vs 「労働」「連帯」

探求する者と猟師。テクストとは、その中で読者が猟師となる森である。下草のパチッという音−着想、おびえる獣。引用−獲物の一つ(どんな読者もが着想をえるわけではない。)

合意は暴力だ。−死にたくなければ言うことを聞け 

アレゴリー 「抽象概念」を、具体的な「視覚的映像」を使って示す方法。

事象世界の神話的な形象性格はその世界が次の事象世界によって分解されたときはじめて現れる。
→事物の唯一の残存物がしばしば名前だけであるため名前は観相学的な書き込みの踏み切り台になる。

<神話と言語><象徴・アレゴリー><神話の空間・敷居学>

解明すべき謎として名前を捉える神話的理解×象徴や秘密として捉える「ユダヤ的」な理解

美の本来の時代は神話の衰退からその粉砕までと規定される。

自然そのものは全体性であり、はかりしれない全体的な生命性へと降りていく運動はその宿命である。

乞食がまだ存在する限り、神話もいぜんとして存在する。

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